北海道meijiカップ第2日 女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは6日、札幌国際CC島松C(6557ヤード、パー72)で第2日が行われた。17位で出た20歳の岩井千怜(Honda)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アン…

北海道meijiカップ第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは6日、札幌国際CC島松C(6557ヤード、パー72)で第2日が行われた。17位で出た20歳の岩井千怜(Honda)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算3アンダー。ホールアウト時点で1打差の暫定4位に浮上した。

 岩井のパットが冴えた。4番で7メートルの下りフックラインを読み切ってバーディー。6番パー5は残り76ヤードの第3打を3メートル半につけ、1つ伸ばした。7番は約10メートルの上りフックラインをねじ込んでバーディー。12番も7メートル、最終18番も約6メートルのバーディーパットを沈めた。

「風も強くてグリーンも速くて固い。耐えるゴルフになると思ったけど、バーディーパットが入ってくれたので伸ばせたと思います。下りにつけるとノーチャンスになるけど、今日は上りのラインからバーディーパットが打てている。そこが良かったかなと思います」

 双子の姉・明愛とともにプロ転向。昨年は6月のプロテストに合格し、下部ツアーに相当する「ステップ・アップ・ツアー」で優勝した。今季は6月に自己最高2位に入るなど、レギュラーツアー初優勝も期待させる20歳。前週は3位で最終日を迎えた末に10位だった。

「怖がらずにピンを狙うショットができるようになってきたと思う。(プロツアーには)まだ慣れてはいないです。舞台慣れもそうですけど、やっぱり高いボールだったり、低いボールだったりを打てないので、そこがまだまだかなと思いました。怖がらずにバンバンピンを狙うショットをしていれば、そのうちグッといくんじゃないかなと思います」

 初優勝までの青写真を描く若きゴルファー。今大会初日は姉が4位発進した。宿舎では「反省会もないですし、ゴルフの話はあまりしないですね。出発時間がズレるので、起こしたりしないように部屋は別々です」と吐露。将来的には「最終組は良い位置ですし、2人で回れたら今までにない経験なのでワクワクするかもしれないですね」と明かし、「先に優勝したいのはあります」と語った。

 真夏の北海道で好ラウンド。「やっぱり見ている人が楽しいと思ってもらえるゴルフを心掛けたい」とプロ意識を垣間見せ、最終日も戦い抜く。(THE ANSWER編集部)