全英女子OPで単独首位に浮上、韓国チョン・インジのプレーに海外注目 米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープンが5日、英北部ガレーンのミュアフィールド(6680ヤード、パー71)で第2日が行われた。5位で出たチョン・インジ…

全英女子OPで単独首位に浮上、韓国チョン・インジのプレーに海外注目

 米女子ゴルフの海外メジャー今季最終戦・AIG全英女子オープンが5日、英北部ガレーンのミュアフィールド(6680ヤード、パー71)で第2日が行われた。5位で出たチョン・インジ(韓国)が6バーディー、1ボギーの66で回り、通算8アンダーで単独首位に浮上。ボールがカップの縁で止まった末、6秒後にカップインする“時間差バーディー”を奪った。米女子(LPGA)ツアーが動画を公開すると、海外ファンから「ボールに微笑みかけたら落ちた」と脚光を浴びた。

 ギリギリだった。チョンは3メートルほどを残したバーディートライ。ボールはカップ左に切れ、縁で止まった。観衆からは「Oh~」とため息。しかし、チョンがそろりそろり歩くと、ボールはストンと吸い込まれた。驚いたように腰を折り、キャディーと笑顔でハイタッチ。ギャラリーから歓声と拍手が注がれた。

 動画を公開したLPGAツアー公式インスタグラムは、文面に「チョン・インジのバーディーパットは落ちたいか決めるのに、しばし時間をかけた」と記して投稿。稀に見られるシーンだが、珍事に海外ファンから「彼女がボールに微笑みかけたら落ちたね」「Wow……拍手を送るよ」「落ちると思わなかった!」「ボールは焦らしてたね」「クレイジーだ!」と驚きの声が上がった。

 27歳のチョンは、日本ツアーでも2015年日本女子オープンを制するなどメジャー2勝を果たした強者。今年の全米女子プロでは海外メジャー3勝目を挙げた。現在の世界ランクは11位としている。(THE ANSWER編集部)