テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)を4-6, 6-3, 6-4, 7-6 (7-…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク40位のN・キリオス(オーストラリア)を4-6, 6-3, 6-4, 7-6 (7-3)の逆転で破り、大会4連覇を果たすと共に通算7度目の優勝を飾った。
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ウィンブルドンを3連覇中のジョコビッチは、準決勝で第9シードのC・ノリー(イギリス)を2-6, 6-3, 6-2, 6-4の逆転で下しての勝ち上がり。
一方、キリオスは準決勝で第2シードのR・ナダル(スペイン)と顔を合わせる予定だったが、ナダルが試合前に腹部の負傷で棄権したため、不戦勝で自身初となる四大大会決勝に駒を進めた。
この試合の第1セット、キリオスのサービスゲームではチャンスを掴めなかったジョコビッチ。第5ゲームでブレークを許して先行される。
それでも第2セット、ギアを上げたジョコビッチは第4ゲームでブレークに成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでは4度のブレークポイントを凌ぎ、セットカウント1-1に追いつく。
続く第3セットではジョコビッチは14本のウィナーを決めるなどファーストサービスが入った時に94パーセント確率でポイントを獲得。第9ゲームでブレークに成功し、セットカウント2-1と逆転する。
第4セット、互いにブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開。タイブレークにもつれ込むもこれを制して、3度目の顔合わせとなったキリオスに勝利した。
また、今回の優勝でジョコビッチはグランドスラム優勝回数を21に更新。今年、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で優勝し、22度目のグランドスラム制覇を果たしているR・ナダルに1勝と迫った。
さらにジョコビッチはウィンブルドンで8度のタイトルを獲得し最多優勝を誇るR・フェデラー(スイス)に次ぐ、7度優勝のP・サンプラス(アメリカ)に並ぶこととなった。