(左から時計回り) コ・ジンヨン、レクシー・トンプソン、リディア・コ、古江彩佳、渋野日向子、畑岡奈紗、笹生優花/Getty Images 今シーズンのメジャー第3戦。1955年に始まった大会で、1977年には、樋口久子が日本人として…

(左から時計回り) コ・ジンヨン、レクシー・トンプソン、リディア・コ、古江彩佳、渋野日向子、畑岡奈紗、笹生優花/Getty Images

 今シーズンのメジャー第3戦。1955年に始まった大会で、1977年には、樋口久子が日本人としてメジャー大会初制覇を果たした。1924年にオープンしたコースは、起伏のある地形、並木道、挑戦的なグリーンで知られ、池にも要注意が必要。ワシントンに近い場所にあり、6月でも気温は高く、選手は難コースとともに厳しい気候とも戦わなければならない。注目の日本勢から出場する畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、西郷真央が事前インタビューに応えた。

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畑岡奈紗

(C)Getty Images

Q. 先週は安定したゴルフをされていましたが、戦い終えて感じた事はありますか?
「コース上ではスイングの感覚がなかなか思うようにいかなくて、スイングの事を考える時間の方がコース上で多かったのかなと思います。今週はそれがないようにして、試合中はしっかり球筋だけ描いて集中してできたらと思います」

Q. 先週は長いクラブをもう少し上から入れたいと話していましたが、今週に向けて調節した部分などありますか?
「クラブをもう少しアップライトに上げるようなイメージを持って、練習はしています」

Q. 今年16戦目でシーズンも折り返しになりますが、ここまで振り返ってもらえますか?
「4月に今シーズン初優勝ができて、そこから何試合か自分の中でうまくいった試合もあったり、なかなかうまくいかない時もあったりの繰り返しですね。でも、少しずつですがレベルアップしていけているとは思っています」

Q. 今回で全米女子プロは6回目の出場ですが、一番記憶に残っている年はありますか?
「やはり2018年のプレーオフまで行った大会じゃないかなと思います」

Q. 今大会のコースは本当に綺麗な仕上がりになっていますが、印象はどうですか?
「全米オープンとかライダーカップでも使われる本当に素晴らしいゴルフコースで、もちろん難しさはあるんですけど、すごく戦略性のあるコースだなと思っています」

Q. フェアウェイバンクが深かったり、グリーンのアンジュレーションが多かったりと、すごく難しそうに見えますが、キーになりそうな所は?
「グリーン周りのアンジュレーションが特に強いので、グリーン上でもそうですけど、しっかりいい所につけて、たくさんバーディーチャンスを打っていけるようにする事じゃないかなと思ってます」

Q. 連戦が続いていますが、練習ラウンドをされてご自身のコンディションはどうですか?
「今週で4週連続の試合になりますが、自分の体調としてはすごくいいと思いますし、状態も上がってきていると思います」

Q. 畑岡選手にとってメジャーとはどんな場所ですか?
「LPGAツアーでは年間5試合しかないですし、特に今回のKPMG全米女子プロゴルフ選手権や全米女子オープンというのは、アメリカで長い歴史がある大会でもあります。また何より過去に何回か優勝争いをしているので、絶対に勝ちたい試合ではあります」

Q. 今週のメジャーに向けて意気込みをお願いします
「後半戦に向けてもこの試合はすごく大事になってくると思うので、しっかりいい成績を出して終われるように頑張りたいと思います」

渋野日向子

(C)Getty Images

Q. 先週はものすごい強風の中の予選ラウンドでしたが、戦い終えて感じた事はありますか?
「本当に何もできなかった2日間だったので、すごく悔しかったです」

Q. スイングのトップの位置を気を付けたり、アドレスの向きのことなども話されていましたが、その辺りは?
「練習ラウンドとプロアマで2ラウンドして、今日も練習日だったんですけど、ちょっとずつ良くなってきているかなという印象です。あとは試合の緊張感の中でどれだけできるかな、という感じだと思います」

Q. そろそろシーズンも中盤に入りますが、ここまで振り返ってどうですか?
「最初の方はすごくトントンと結果が残せてトップ10も3回入れたんですけど、それ以降がなかなか自分の思うような結果が出せていないですね。なので、もうすぐ中盤戦という事もありますし、しっかりこのメジャーで結果を残せるように頑張りたいです」

Q. 去年のこの大会は色々なドラマがありましたが、この全米女子プロの雰囲気はどうですか?
「今回出させてもらうのが3回目なんですけど、本当にいつも綺麗な素晴らしいコースだと思います。全米女子オープンとはまた違った難しさがありますし、毎回1ラウンドを終えると、本当にすごく頭と心が疲れるようなコースセッティングでやらせてもらえるので、かなり勉強させてもらっています」

Q. 今週も名門のコースで、バンカーがきつかったりアンジュレーションが多かったりですが、どの辺りがキーポイントになってくると思いますか?
「ティーショットはフェアウェイキープをしっかりする事ですかね。入りそうな所にバンカーがかなりありますし結構深いので、そういう所は避けてティーショットのクラブ選択をできたらいいなと思います。グリーンのアンジュレーションもすごいので、なるべくパーオンできるように頑張りたいです」

Q.渋野選手にとってメジャー大会はどんな場所でしょうか?
「初めて出させていただいた全英女子オープンで優勝してから散々な結果しか残せていないので、新しい自分でまた挑んで、いい位置で戦えるように頑張りたいと思わせてもらえるような大会だと思います」

Q. 今週の意気込みをお願いします
「本当に今自分がやるべき事を考えさせられるようなコースなので、しっかりマネージメント重視のゴルフができるように頑張りたいです」

笹生優花

(C)Getty Images

Q. 先週はかなり風が強い中での予選ラウンドでしたが、戦い終えて感じた事はありますか?
「もう少しいいゴルフができたらな、という感じでした」

Q. 先週はドライバーのシャフトを新しくしましたが、調子の方はどうですか?
「まぁまぁだと思います」

Q. そろそろ今シーズンも折り返しですが、ここまで振り返ってどうですか?
「いい週もあって良くない週もたくさんある、そんな半年だったかなと思います」

Q. 笹生選手が憧れる(ロリー・)マキロイ選手が優勝した2011年当時とはちょっと変わっていますが、コースを回ってみて印象はどうですか?
「すごく綺麗で、すごく長くて、すごく難しいゴルフ場だと思います」

Q.マキロイ選手が優勝した時はテレビで見ていましたか?
「はい、見ていました。その時は木が多くて(その影響で)やや湿っている感じでしたが、今は木もなくなっていますし、少しコースの見た目も変わっているんじゃないかなと思います」

Q.かなりのメジャーセッティングという感じで綺麗に整っている風に見えますが、どの辺りが今週のキーポイントになりそうですか?
「グリーンが難しいので、まずはティーショットをフェアウェイに置いて、できるだけグリーンに乗せられたら、という感じかなと思います」

Q.今週の意気込みをお願いします
「楽しんでいいゴルフができるように頑張りたいと思います」

古江彩佳

(C)Getty Images

Q. 先週の最終日はベストスコアの64という事で、いい流れでメジャーを迎えたと思いますが、ご自身のコンディションはどうですか?
「ボチボチだと思います」

Q. 先週、最も自分の中で手応えを感じた所はどの辺りですか?
「ショットもパットも結構良かったので、あとは自信を持って振り切れたりするかどうかだなと思います」

Q. 初めての全米女子プロですが、会場の雰囲気などPGAの主催という事もあり色々と違うと思いますが、何か感じる事とかありますか?
「コースの雰囲気がすごく違うなと。傾斜がすごくきついので、グリーン周りがすごく難しいイメージはあります」

Q. 今シーズン最長のコースという事で、攻略するにはどの辺りがキーになってくると思いますか?
「まずはしっかりフェアウェイキープして、グリーンを落としてもしっかりパーセーブをできるようにしていきたいなと思います」

Q. 今シーズン一番決まったな、というショットを教えてください
「先週の最終日、最終ホールのセカンドショットですね。珍しくパー5でセカンドを狙えたというのと、ピン筋にまっすぐいってくれたのがすごく良かったと思います」

Q. 今週の意気込みをお願いします
「自分のプレーに自信を持って最後まで集中して、しっかりといいショットいいパットができるようにトライしていきたいと思います」

西郷真央

(C)Getty Images

Q. 今季国内ツアー10戦5勝でこのLPGAツアーに入ってきましたが、世界のトップ選手が集まる大会という事で、ご自身の気持ちを聞かせてください
「世界的な舞台で自分がプレーできるというのは本当にありがたい事です。こういった舞台に自分が来られたという事も自信を持っていいところだと思いますし、プレーする中でトップ選手から学ぶ事もたくさんあるので、そういったところもしっかり学びながら、自分のプレーも全力で頑張りたいと思っています」

Q. 全米女子オープンから3週間アメリカに滞在したそうですが、どのような所を重点的に調整されましたか?
「基本的にはショットに関して自分の中で少し違和感があった所があったので、そこを重点的に練習しました。あとは、やっぱりこっちの芝質に慣れなければいけないと思ったのでアプローチやグリーン周りもしっかり練習量を増やして調整しました」

Q. 実際に全米女子オープンでプレーしてみて、日本との違いや難しさというのはありましたか?
「ショートサイドに外した時のカバーが本当に難しかったです。自分の今の技術だとミスをカバーする事より、まずはそっちに外さないようなマネージメントをしないとな、とすごく実感しました。ですから、そこを今週にしっかり活かせるようにマネージメントからしっかり考えてプレーしたいと思います」

Q. 西郷選手がプロになる時から全米メジャーというのは気になる所だったと思いますが、ご自身にとってどの様な場所であって存在ですか?
「将来的にこういった素晴らしい舞台で戦いたいとすごく思っています。今はその第一歩だと思っているので、学べる事はたくさん学んで、自分が国内で積み重ねてきたものを活かせるように頑張りたいです」

Q. このコースはLPGAツアーの中でも非常に距離のあるコースですが、実際にプレーしてみてどうですか?
「フェアウェイは雨が降らなければランがでやすかったです。そうすると比較的そこまで距離も残らず、セカンドをアイアンショットでしっかりと打てる所は多い印象です。ただ、明日はあまり天候が良くない予報なので、雨が降ってフェアウェイでランがでないと少し距離が残ってしまうかもしれない。そういった時の狙いだったり、攻め方というのもしっかり考えてやりたいです」

Q. 今週はどのようなプレーで臨みたいですか?
「まずはしっかり予選通過できるように、自分のプレーに集中して全力で頑張るという事をいつもモットーにしてプレーしているので、そこは変わらずに頑張りたいです」

【WOWOW LPGA女子ゴルフツアー 放送・配信情報】
メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」
◆放送日時
<第1日> 6/24(金)午前0:00[WOWOWライブ](第1日無料放送・配信)
<第2日> 6/25(土)午前0:00[WOWOWライブ]
<第3日> 6/26(日)午前2:00[WOWOWライブ]
<最終日> 6/27(月)午前2:00[WOWOWライブ]
※連日生中継&WOWOWオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信!

★★★【WOWOW LPGAインスタライブ 配信スケジュール】★★★
6/24(金)午後8:00頃~スタート予定(※現地の状況により前後する場合がございます)

<出演>石井忍(ツアープロコーチ、WOWOW LPGA解説)、片平光紀(元世界アマチュアランキング1位、WOWOW LPGAラウンド解説)

◆開催コース
アメリカ・メリーランド州 コングレッショナルCC

◆出場注目選手
畑岡奈紗、笹生優花、古江彩佳、渋野日向子、西郷真央、コ・ジンヨン、ネリー・コルダ、ミンジ・リー、リディア・コ、アッタヤー・ティティクン、レクシー・トンプソン、ブルック・ヘンダーソン、キム・ヒョージュ、パク・インビ


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