ドネアの宝刀左フックを瞬時に避ける ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一…

ドネアの宝刀左フックを瞬時に避ける

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功した。SNS上では、KO前に披露していた“神回避”も話題に。「どちらにとっても危険すぎる」「これを避ける井上ヤバい……」と一瞬の攻防がファンに衝撃を与えていた。

 次元の高い攻防だった。井上は、初回終了間際に右ストレートでダウンを奪取。ドネアは何とか立ち上がったが、2回も井上が攻め立てた。残り2分20秒、ロープ際に追い込んで強烈な右を打ち込んだところで、逆転を狙うドネアがカウンターで左フックを繰り出した。顔面にパンチをもらいながら放った得意の攻撃。しかし、井上は瞬時に頭を動かし、間一髪で回避していた。

 2019年WBSSトーナメントの決勝で、井上は2回にこの左フックを受けて大ダメージを負った。今回は顔面に大きな傷を作ることもなくドネアを圧倒。一瞬の攻防にツイッター上の日本人ファンは「これを避ける井上ヤバい……」「ドネアの相討ちカウンター左フックを避ける動きすごいな」と衝撃を受けていたほか、「どちらにとっても危険すぎる。ドネアにしか打てないカウンターだと思う」「このタイミングで打てるのすごすぎ」とドネアの意地にも注目が集まっていた。Amazon プライム・ビデオで独占生配信されたこの一戦。同サービスの初日配信史上1位を記録するなど好評を博していた。(THE ANSWER編集部)