2022年のENEOSスーパー耐久シリーズ第2戦 Powered by Hankook「NAPAC 富士SUPER TEC24時間レース」はスタートから12時間が経過。ST-XクラスのNo. 81 DAISHIN GT3 GT-Rが総合トッ…

2022年のENEOSスーパー耐久シリーズ第2戦 Powered by Hankook「NAPAC 富士SUPER TEC24時間レース」はスタートから12時間が経過。ST-XクラスのNo. 81 DAISHIN GT3 GT-Rが総合トップを快走している。

序盤からNo. 888 Grid Motorsport AMG GT3がレースをリードしていたが、開始5時間を迎えたところでトップに浮上したが、ピットストップのタイミングで888号車が首位に返り咲くなど、接戦の展開が続いた。

一方、夜の時間帯になってトラブルに見舞われる車両が相次いだ。開始6時間を迎えたところでは、No. 230 Nissan Z Racing Conceptがマシントラブルでストップ。まずはリペアエリアに運ばれて応急処置が行われたあと、ピットに戻って大掛かりな修復作業が行われた。結局、1時間55分にわたる作業となり、コースに復帰した。しかし、日付が変わった深夜2時前にも再びピットに戻り、トラブルの対処が行われている。

また、MORIZOことトヨタの豊田章男社長も参加するNo. 32 ORC ROOKIE GR Collora H2 conceptもインジェクターの交換のため、長時間に渡ってピット作業を行ったほか、深夜2時20分ごろにはNo. 28 ORC ROOKIE GR86 CNF condeptがミッショントラブルのため最終コーナーを立ち上がったところでストップ。リペアエリアでミッション交換をする姿が見られた。

各所でトラブルが散見されるなか、順調に総合トップを走っていた62号車だったが、1人のドライバーが連続で乗れる乗車時間の上限を超えてしまい、開始9時間を迎えるところで180秒のペナルティストップを受けることとなった。これにより、トップから2周遅れの総合4番手に後退した。

代わってトップに立ったのは81号車の日産『GT-R』。序盤はST-Xクラスの後方から様子を伺っている感じだったが、夜間走行に入って徐々に順位を上げ、62号車のペナルティによる後退を機に、トップに浮上した。その後もタイミングよくピットストップをこなしていき、12時間経過時点で2番手にはNo. 888 Grid Motorsport AMG GT3に対して1周の差をつけている。

3番手にはNo. 9 MP Racing GT-Rがつけていたが、こちらもミッショントラブルのためピットで修復作業を余儀なくされ、62号車が3番手に浮上している。

また、ST-ZクラスではNo. 22 Porsche 718 Cayman GT4RS CS、ST-TCRクラスはNo. 75 Team Noah HONDA CIVIC TCR、ST-1クラスはNo. 2 シンティアム アップル KTM、ST-2クラスはNo. 13 ENDLESS GRヤリス、ST-3クラスはNo. 52 埼玉トヨペット GB クラウン RS、ST-4クラスNo. 86 TOM’S SPIRIT GR86、ST-5クラスはNo. 17 DXLアラゴスタNOPROデミオが、それぞれクラストップを走行中だ。