ブリヂストンレディスで今季国内初戦「みんながお帰りなさいと言ってくれた」 国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディスが19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6713ヤード、パー72)で開幕する。18日は米女子ツアーから一時帰国し、今季国内初参戦…

ブリヂストンレディスで今季国内初戦「みんながお帰りなさいと言ってくれた」

 国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディスが19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6713ヤード、パー72)で開幕する。18日は米女子ツアーから一時帰国し、今季国内初参戦の渋野日向子(サントリー)が会見した。以下は主な一問一答。

――今日はプロアマ戦でしたが、調子はいかがでしょうか。今季から打たれている「直ドラ」(第2打以降で使うドライバーショット)は。

「そうですね。感じは良かったと思います。9番(パー5)のセカンドだけ、使いました。距離の長いパー5でグリーン近くまで運べるので、今季から直ドラをしています。ただ、このコースで使うは9番ぐらいですかね。あとはライ次第です」

――選手仲間と再会しましたが。

「みんなが『久しぶり、お帰りなさい』と言ってくれました。やっぱり、安心感があります」

――久しぶりの日本。帰国はいつで、どのように過ごされていましたか。

「5月の上旬に帰国しました。(岡山県の)実家に戻って、ワンちゃんに遊ばれました(笑)。SNSを見て抹茶が気になって、ミスタードーナツが抹茶フェアをやっているので食べたり、コンビニでも抹茶のスイーツが出ていたので買いに行ったり。地元でお世話になっているコースで練習もしていました。あとは、すき焼きを食べました。母の味は沁みました」

――米女子ツアーで戦っての成長は。

「(出場7試合で)トップ10が3回は良かったと思います。特に(2位に入ったロッテ選手権で)ハワイのすごい風の中、上で戦えたことは自信を持つきっかけになりました。あとは、マネジメントを考えながらプレーできる回数が増えました。そこは行く前とは違います」

――辛かったことは。

「ハワイからカリフォルニアに移動し、3試合連続で4日間大会が続いた時は、しんどかったです。日曜日に試合が終わって、移動して月曜日から練習ラウンドということもあったので」

――悔しかったことは。

「(今季メジャー初戦の)シェブロン選手権です。2日目終わってトップで、3日目で力が入ってしまい、空回りしました。4日目はいいスコアで回れて4位。でも、達成感よりも、滅茶苦茶悔しかったです。ただ、メジャーの舞台で上の方で戦えたことは、いい風に考えていいのかなと思いました」

――楽しかったことは。

「やはり、ロッテ選手権の最終日です。ほぼミスなくできた。あの1日はすごく楽しいと思いました。移動に関しては『つらい』と思ったことはないです。あと、新しいスーツケースをハワイで買ってうれしかったです。今もコロコロやっています」

今大会出場を決めた理由「全米女子OP前に4日間大会を」

――英語は上達しましたか。言葉の問題は。

「全然……(笑)。知っている単語を言いまくっています。あとは、マネジャーさんやキャディーさんに通訳してもらって。全くマイナスに考えることはないですし、『逆に大丈夫か』と思ったりはします。あとは、英語よりも韓国語を覚えています。イ・ジョンウン6さん(韓国)と仲良くしているので、自分で単語を調べて覚えています」

――日本の情報は入っていましたか。

「ネットのニュースを見たりして、情報は入れていました。同級生の植竹ノンちゃん(植竹希望)、高橋彩華さんが優勝したのを知った時は、『自分も……』と刺激になりました」

――(今季4勝の)西郷真央プロの活躍については。

「去年から『何で勝っていないの』と思うぐらい強い選手ですし、1回勝ったらナンボでも勝つと思っていました。なので、驚いてはいません。私も最終的には、フェアウェーキープ率もパーオン率も高い西郷さんのようなゴルフをしたいと思っています」

――今大会に出場する理由は。

「日程を考え、いろんな選択肢がある中、これまでのアメリカの結果、体調を考え、この試合に出るのがベストと思いました。全米女子オープンの前、4日間大会で出たいというのもありました。あとは、(日本で)体調と心を休めたいのもありました」

――日本の芝を忘れたりしていませんか。

「『どんだけ、日本でやっているんだよ』ということで、忘れていません。アメリカの芝は新鮮で、ボコボコのところもありました。それで、(今大会の)きれいなコースでやらせてもらえるのは、『どんだけ、自分のせいにできるんだよ』と思っています」

――再来週は全米女子オープンですが。

「今大会も難しいセッティングなので、自分の欲と闘いながら、どれだけやりたいマネジメントをできるかです。まずは4日間、戦うことが大事だと思っています。一打一打、悔いのない攻め方をしたいです」(THE ANSWER編集部)