国内メジャー初戦ワールドレディスサロンパス杯第3日 女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第3日が7日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われている。57位からスタートした上田桃子(ZOZO)は、1イーグル…

国内メジャー初戦ワールドレディスサロンパス杯第3日

 女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第3日が7日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われている。57位からスタートした上田桃子(ZOZO)は、1イーグル、4バーディー、2ボギーの68で回り、通算2オーバーと巻き返した。朝からの雨でボールがグリーン上で止まる中、ピンに絡むショットを打ち続けた。今季は国内メジャー初優勝を目標にしてきたが、前日までは不調で予選をギリギリで通過できた状態。コース上でカメを見かけ、「ストレスがなさそうで、うらやましい」と思ったことを明かした。

 上田が雨を味方にスコアを伸ばした。「グリーンが昨日までとは全く違いました」。言葉通り、前日までは硬く速いグリーンに苦労したが、朝からの雨で状態が柔らかくなり、速さも抑えられた。

「ティーショットは悪いままでしたが、このコースでこのスコアは大きい。それに雨が強くなる前に上がれて良かったです」

 確かに上田がホールアウト後、雨脚が強くなった。その分、選手たちはストレスを抱えながらプレーしていたが、上田はストレスフリーに見えるカメをうらやましがった。

「コースにめっちゃ、カメがいるんですよ。どこにでもいるんです。音が出ても全然動かなくて、キャディーさんと『カメ、うらやましいよね~』と言っていました。ずーっと日向ぼっこして、何のストレスもない感じで」

 上田も好スコアで、たまっていたストレスがやや解消。前日のホールアウト時は予選落ちを覚悟していただけに、「ラッキーですし、次のメジャーに向けていろんなことが試せます。でも、もう1回ビッグスコアを出したいですね」と言った。

 そして、明日8日の最終日は「母の日」。試合に帯同している母親に向けて、上田は「結果はともかく、楽しそうにゴルフをする姿を見せたいです」と意欲を示した。(THE ANSWER編集部)