男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が設立したPTPA(Professional Tennis Players Association)は21日にSNSを更新し声明を発表。ウクライナ侵攻を続けるロシアを非難すると共にロ…

男子テニスで世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が設立したPTPA(Professional Tennis Players Association)は21日にSNSを更新し声明を発表。ウクライナ侵攻を続けるロシアを非難すると共にロシアやベラルーシの選手に対しての差別は行わないと公表した。
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2020年に以前所属していたATP選手協議会(ATP Player Council)を辞任したジョコビッチはV・ポスピシル(カナダ)J・イズナー(アメリカ)らとPTPAを設立。PTPAは選手の意見をより反映しツアーをより良い方向に進めるためにATPから独立した組織となっていた。
今回の声明は以下の通りとなっている。
「我々は、ロシアとベラルーシのウクライナへの侵攻を強く非難する。私たちは暴力行為を止めることはできないが、私たちの声を結集すれば、平和と正義を唱え続けるウクライナとその市民を支援することができるのだ」
「PTPAは、公私ともにテニスコミュニティから学び、保護することを約束する。私たちは、この戦争に深く影響を受けた多くの個人の話を聞く。そして、その話を共有してくれたことに感謝の意を表する」
「主要大会がロシアとベラルーシの選手の入国禁止を検討しているが、ロシアやベラルーシの国内で施行されている法律により、彼らの多くが選択と表現の自由を失っていることを考え、理解しなければならない。(ロシア人やベラルーシ人は)ロシアやベラルーシに反対する発言や侵略を糾弾することで投獄される可能性がある」
「PTPAは、テニスプレーヤーを国籍で差別するものではない。しかし、私たちは罪のない人々に対する暴力を支持し、表現し、または実行する人々に立ち向かう」
また、6月27日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は20日に2022年大会におけるロシア・ベラルーシ人選手の出場を拒否する声明を発表。同日には男子プロテニス協会のATPと女子テニス協会のWTAがこの声明に関して異議を唱えていた。