男子テニスのセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク38位のM・キツマノビッチ(セルビア)を4-6, 6-3, 6-3で退…

男子テニスのセルビア・オープン(セルビア/ベオグラード、クレー、ATP250)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク38位のM・キツマノビッチ(セルビア)を4-6, 6-3, 6-3で退け、2年連続のベスト4進出を決めた。
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ジョコビッチは前日に行われた1回戦で、世界ランク50位のL・ジェレ(セルビア)を2-6, 7-6 (8-6), 7-6 (7-4)の逆転で破り、2ヶ月ぶりの白星をあげて準々決勝に進出した。
ジョコビッチとキツマノビッチは2度目の顔合わせで、昨年の同大会でも準々決勝で対戦し、ジョコビッチがストレートで勝利している。
第1セット、今年3大会目の王者ジョコビッチは第1ゲームこそ危うげなくキープをするも、第3ゲームでは2本連続ダブルフォルトを犯すなどミスが目立ち、先にブレークを許す。キツマノビッチがこのリードを守り、第1セットを先取する。
第2セットに入ってもリズムを掴みきれないジョコビッチは、第2ゲームでブレークポイントを掴むも決めきれず、再び第3ゲームでブレークを許す。
キツマノビッチが一気に攻勢をかけるかと思われたが、直後の第4ゲームでジョコビッチがブレークバックに成功する。観客の声援を後押しを受けるジョコビッチはさらに第8ゲームでブレークを奪うと、第9ゲームをキープして1セットオールとする。
ファイナルセット、互いにサービスキープが続くと徐々にプレーの安定感が増すジョコビッチが第6ゲームをラブゲームでキープすると、第7ゲームをラブゲームでブレークし、先行。勢いに乗るジョコビッチは第9ゲームをブレークし、2試合連続の逆転勝ちで準決勝に進出した。
ジョコビッチは2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)でベスト8、先週まで開催されていたロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では2回戦敗退に終わっており、今季初めて4強入りを果たした。
同大会で11年ぶりの優勝を狙うジョコビッチは、準決勝で第3シードのK・ハチャノフと予選勝ち上がりで世界ランク110位のT・モンテイロ(ブラジル)の勝者と対戦する。