巨人の新リードオフマン、吉川尚輝内野手(27)が躍動している。
巨人は首位攻防戦となった19日の広島戦(東京ドーム)に3―1で勝利。先発・戸郷の好投、キャプテン坂本の3号ソロなど攻守かみあっての快勝劇で再びの首位奪取を果たしたがチームを支えたのは、二塁手、吉川の好守備も大きかった。
ビッグプレーが飛び出したのは7回一死一、三塁の場面だ。上本のどん詰まりの当たりをワンバウンドで捕球すると、スタートが遅れた一塁走者・大盛にタッチ。その後、すぐさま一塁ベースを踏み併殺打とした。この日は二回一死一、二塁の場面でも大盛の二ゴロをさばくと先に走者をアウトにしてから併殺を奪った。さらに4回一死では、自身の頭上を越えるぎりぎりの小園の打球をジャンピングキャッチ。これには打った小園も悔しそうな表情を隠せなかった。再三の好守で広島の反撃を阻止した吉川の守備に関しては原監督も「守備力が非常に良かった。頭脳的で状況判断ができたダブルプレーを2つ取ってくれましたね」と最敬礼。
この日は5打数無安打で連続試合安打は「14」でストップとなったが、打率・346はリーグ3位、出塁率・407(19日現在)と新リードオフマンとして力をいかんなく発揮している。
今季から背番号が「2」に変更。これには吉川の自覚を促す意味も込められているという。
「チームにとって長年の課題である正二塁手候補として原監督も吉川には非常に目をかけています。一方で彼は故障がちで、スタミナ面の問題もある。そこさえクリアできれば、坂本、岡本和に次ぐ生え抜きの不動のレギュラーとして定着できると見られています」(放送関係者)
2016年ドラフト1位入団の吉川も今季でプロ6年目を迎える。高いバッティング技術もさることながら、「忍者守備」といわれる幅広い守備範囲をカバーすることで再三、チームを助けている。
そんな吉川の課題に関して原監督は過去に「長く使っていると体力が、何か外野にも飛ばなくなるような。そういうのが何年も続いている」と話したことがある。ここ最近は疲れがたまる夏場にコンディションを崩すことが多く、課題はスタミナ面と見られている。
V奪回のためには、安定した力を発揮するリードオフマンの活躍が欠かせない。フルシーズン戦う吉川の姿が見たいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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