ドルトムントがフライブルクのドイツ代表DFニコ・シュロッターベック(22)の獲得に向けて合意に至ったようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。 今夏のステップアップを希望するシュロッターベックに対しては、バイエルンやトッテナムといった国内外の…

ドルトムントがフライブルクのドイツ代表DFニコ・シュロッターベック(22)の獲得に向けて合意に至ったようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。

今夏のステップアップを希望するシュロッターベックに対しては、バイエルンやトッテナムといった国内外のクラブが関心を示してきたが、新天地はドルトムントとなるようだ。

『ビルト』によると、ドルトムントはシュロッターベックとフライブルク双方との合意を取り付けており、来シーズンの加入が決定的な状況だという。移籍金に関しては2500万ユーロ(約34億7000万円)程度になる見込みだ。

シュロッターベックはアーレン、カールスルーエのアカデミーを経て2017年に2歳上の兄ケヴェンと共に、かつて叔父のニールズが在籍したフライブルクに加入。

2019年3月のヘルタ・ベルリン戦でトップチームデビューを果たすも、すぐさま主力定着には至らず、2020-21シーズンはウニオン・ベルリンへ武者修行に。前半戦では負傷に悩まされたものの、シーズン後半戦に主力に定着すると、同クラブにとって史上初のUEFAコンペティションとなるヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場権獲得に貢献した。

そして、満を持して復帰した今シーズンのフライブルクでは、ここまで新型コロナウイルス感染によって欠場した2試合を除くブンデスリーガ全28試合に出場し、4ゴールを記録している。

191cmの恵まれた体躯を生かした対人戦の強さに加え、左サイドバックでもプレー可能なスピードとドリブルの技術、正確な左足のキックを併せ持つモダンなセンターバック。さらに、3バックと4バックの両方でプレー可能な汎用性もあり、ハンジ・フリック監督の下で今後のドイツ代表での更なる躍進が期待されている。

今シーズンここまでリーグ2位の76得点を記録しているドルトムントだが、失点数はリーグ7位タイの43失点と、ソリッドさを欠く守備が盟主バイエルンとの勝ち点差9に表れている。

そういった中、バイエルンDFニクラス・ジューレに続くドイツ代表DFの加入は来シーズンの守備再構築に向けて大きな補強となるはずだ。