ラ・リーガ第32節、セビージャvsレアル・マドリーが17日にサンチェス・ピスフアンで行われ、アウェイのマドリーが2-3で逆転勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 セビージャ採点(C)CWS Brains,LTD. GK 13 …

ラ・リーガ第32節、セビージャvsレアル・マドリーが17日にサンチェス・ピスフアンで行われ、アウェイのマドリーが2-3で逆転勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。

セビージャ採点

(C)CWS Brains,LTD.

GK

13 ブヌ 5.5

3失点を喫したが、いずれもほぼノーチャンスだった。幾度かハイボール処理で危うい対応があったが、個人としてはチームを救う好守を幾度も見せた

DF

16 ヘスス・ナバス 5.5

前半はクンデのサポートや相手の疲弊具合もあって危なげなく対応。攻撃では内に入るラメラを追い越す動きから幾度か際どいクロスを供給。ただ、後半はヴィニシウス、モドリッチ、カルバハルのユニットに難しい対応を強いられた

23 クンデ 5.5

最終的に3失点を喫したが、相手の両エースに対して常にアラートの状態を維持し、無理の利く対応を見せた。攻撃では2点目の起点となる対角フィードを供給

20 ジエゴ・カルロス 5.5

絶好調のベンゼマに対して幾度か出し抜かれたが、クンデと共に個人としてはソリッドな対応を続けた

19 アクーニャ 6.0

2点目の起点に。コンディションの問題か後半早い時間帯にベンチへ下がったが、攻守両面で安定したパフォーマンスだった

(→アウグスティンソン 5.0)

パーフェクトクロスをラファ・ミルが決めていればヒーローの一人になれたが、守備では対面のロドリゴを封じ切れず

MF

17 ラメラ 6.0

チーム2点目を奪取。攻撃面ではまずまず良さを出したが、1失点目の傍観者としての守備対応やラフプレーは頂けなかった

(→オカンポス 5.0)

攻守両面でバイタリティを与える仕事を期待されたが、守勢のチームと共にパワーを出し切れず

8 ジョルダン 6.0

攻守両面で相手の強力中盤相手に堂々とプレー。負担が大きく終盤はトーンダウンも前半は出色の出来

24 パプ・ゴメス 6.0

前半は勝負所を見極めた老獪なプレーでチームをけん引。立ち位置、プレー判断の良さで相手の脅威に。ただ、コンディションの問題か前半のみのプレーに

(→オリベル・トーレス 4.5)

一瞬輝きを放ったが、攻守両面でパプ・ゴメスに劣り相手の攻勢の一因に

10 ラキティッチ 6.0

相手の拙守もあったが、見事な直接FKで先制点を奪取。ピボーテとトップ下で宿敵相手にハードワークをこなした

9 ヘスス・コロナ 6.0

2点目をアシスト。アジリティとテクニックを武器にルーカス・バスケスとのマッチアップで優勢に。ただ、後半早い時間帯の交代に

(→グデリ 4.5)

中盤を締める仕事を期待されたが、判断の悪さや球際の部分で戦えず

FW

22 マルシャル 5.5

負傷交代するまで攻守に上々のパフォーマンス。カマヴィンガを退場に追い込みかけたが、不可解な判定で逆に抗議でカードをもらう不運…

(→ラファ・ミル 4.5)

そのプレースタイルを考えれば、アウグスティンソンのクロスは決めなければならない。前線からの守備やタメを作る仕事も含め期待外れ

監督

ロペテギ 4.5

幾つかアクシデンタルな交代はあったと思われるが、交代選手で流れを変えた敵将に対して、逆にパワーダウンさせてしまった

レアル・マドリー採点

(C)CWS Brains,LTD.

GK

1 クルトワ 5.5

失点はいずれもノーチャンス。それ以外に大きな見せ場は訪れなかった

DF

17 ルーカス・バスケス 5.5

前半は守備面でポジショニングや判断の悪さが目立った。ただ、後半はチームと共にプレーを修正し、ヴィニシウスの幻のゴールの起点となるなど、盛り返した

(→ナチョ 6.5)

求められた役割とは異なるものだったが、チームを救う見事な同点ゴールを記録。チームを前向きに戦わせる後方支援役を担った

3 ミリトン 5.0

壁を空けてしまうミスで1失点目に絡む。また、マルシャルに入れ替わられてあわやカマヴィンガ退場を誘発しかけた。それでも、後半はしっかりと立て直してラファ・ミルを難なく封じた

4 アラバ 6.0

センターバックと左サイドバックで高水準のプレーを見せた。急造最終ラインを何とかオーガナイズ

2 カルバハル 6.5

マドリーでのキャリア初となる2アシスト。前半は慣れない左サイドバックに苦戦も、後半はきっちりと修正。右に移ってからはさすがの安定感だった

MF

10 モドリッチ 6.0

前半は勤続疲労の影響でらしくないロストも散見された。しかし、後半に入って一気にパフォーマンスレベルを上げて左サイドから多くの決定機を演出

(→アセンシオ -)

8 クロース 6.0

ピボーテとインテリオールでプレー。前半はチームと共に低調だったが、後半は的確な配球で相手のプレスをいなして急所を突くパスでも相手を苦しめた

25 カマヴィンガ 5.0

ポテンシャルの高さは見せたが、ミリトンをカバーするためとはいえ1枚カードをもらった状況でのあのタックルは無謀と言わざるを得ない。ただ、判定に救われた上、最終的にチームが勝利したことで良い教訓に

(→ロドリゴ 7.5)

チェルシー戦に続く値千金のゴールを記録。決勝点もアシストする逆転劇の主役に

FW

15 バルベルデ 6.0

攻撃面ではなかなか良さを出せなかったが、後半からインテリオールにポジションを変えて攻守の黒子役として見事な献身性を示した

9 ベンゼマ 7.0

マドリーでのキャリアハイとなる今季のラ・リーガ25ゴール目は劇的逆転ゴールに。疲労もあって本来のパフォーマンスではなかったが、間違いなく相手の脅威となり続けた

(→マリアーノ -)

20 ヴィニシウス 6.0

前半はカルバハルとの関係性もあってほぼ消された。それでも、後半は2ゴールの起点となり、幻のゴールも決めて意地を見せた

監督

アンチェロッティ 6.5

チェルシー戦の疲労や一部主力の不在で前半は散々な出来に。カマヴィンガ退場見逃しに救われた面もあったが、的確な修正と交代策でレモンターダを演出

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!

ロドリゴ(レアル・マドリー)

直近のチェルシー戦での大仕事に続き、待望の今季ラ・リーガ初ゴールは反撃の狼煙を上げる貴重なゴールに。決勝点のアシストという決定的な仕事だけでなく攻守両面でチームにバイタリティをもたらすジョーカーとしての役割を完璧にこなした。

セビージャ 2-3 レアル・マドリー

【セビージャ】

ラキティッチ(前21)

ラメラ(前25)

【レアル・マドリー】

ロドリゴ(後5)

ナチョ(後37)

ベンゼマ(後47)