渋野日向子が優勝者に取った行動とは 米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのロッテ選手権最終日が16日(日本時間17日)、米ハワイ州ホアカレイCC(6603ヤード、パー72)で行われ、3打差の2位で出た渋野日向子(サントリー)は2バーディー、ボ…

渋野日向子が優勝者に取った行動とは

 米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーのロッテ選手権最終日が16日(日本時間17日)、米ハワイ州ホアカレイCC(6603ヤード、パー72)で行われ、3打差の2位で出た渋野日向子(サントリー)は2バーディー、ボギーなしの70で回り、通算9アンダーで2位に入った。LPGAツアーは渋野が見せたスポーツマンシップの動画を公開。日本のファンからも「常にリスペクトする姿勢に感動して涙が出ます」などと声が上がった。

 渋野は相手への敬意を忘れなかった。1打差2位で迎えた最終18番パー5。首位のキム・ヒョージュ(韓国)がグリーンサイドから絶妙なアプローチで寄せた。見守った渋野は拍手。サムアップポーズをつくった。自身はバンカーからのアプローチを寄せられずにパー。最後にバーディーを奪って米ツアー通算5勝目を挙げたヒョージュと笑顔でハグを交わし、勝者を称えた。

 LPGA公式インスタグラムは2人がハグを交わした動画を公開。「2022年ロッテ選手権最終パットはキム・ヒョージュのもの!」と優勝者を紹介した。紳士のスポーツであるゴルフで度々みられる光景。ネット上の日本のファンからは「しぶこさんのスポーツマンシップに感動。18番ホールで韓国選手に優勝の拍手」「潔い、相手を常にリスペクトする姿勢に感動して涙が出ます」「シブコに心からの拍手を送りたい」「ニコニコ顔がいやされる!!」と称賛の声などが上がった。

 渋野は2週前の前戦、海外メジャー・シェブロン選手権で4位。今季から米ツアーに本格参戦し、2019年全英女子オープン優勝後は自己最高の2位、2戦連続トップ5に入った。ラウンド後は「果敢に攻めた結果。テレビで見てくださった方、ありがとうございます。優勝できなかったけど、個人的にはよく頑張った結果」と振り返っていた。(THE ANSWER編集部)