大学野球が全国各地で続々開幕し、球春到来を告げた。 「首都大学野球」が2日、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで開幕。プロ注目の二刀流・矢沢宏太を擁する日体大は、昨春王者の桜美林大との開幕戦を迎えた。この初戦は、日体大が11-0で7…

大学野球が全国各地で続々開幕し、球春到来を告げた。

「首都大学野球」が2日、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで開幕。プロ注目の二刀流・矢沢宏太を擁する日体大は、昨春王者の桜美林大との開幕戦を迎えた。この初戦は、日体大が11-0で7回コールド勝ち。

初戦でインパクトを残した矢沢は、攻守ともに大活躍。最速150キロの直球を武器に、打者としてもクリーンアップを担う存在で、50メートル5秒8という俊足も特徴だ。

2日には、多くのプロ野球選手を輩出し、実力の東都とも称される「東都大学野球」の春季リーグ戦も開幕。

大会初の地方開催は(神宮球場ではなく)大分県大分市で行われた。開会式では、国学院大・主将を務める古江空知が選手宣誓し、地元・大分商業出身の野球魂を高らかに宣言。

「初の地方開催を大分で迎えることができ、大変うれしく思います。東都らしい全力プレーをここに誓います」

「東都大学野球」は、1部のリーグ戦を東京の神宮球場で実施していたが、今大会は、大学野球の魅力を知ってもらって競技人口の拡大につなげようと、地方初開催されたという。

時を同じくして「関西六大学野球」も2日、南港中央球場で開幕。初戦は、龍谷大が9-1で大院大から開幕勝利をもぎ取った。

そして、今週末9日には「東京六大学野球」が神宮球場で開幕の時を迎える。

春季リーグ戦は、2019年までの運営方法に戻すことを決定されており、2戦先勝の勝ち点制が復活。延長は1試合日が15回、2試合日は12回まで実施する(2試合日でプロ併用日は、9回打ち切り)。観客の外野席は解放せず、内野席のみで上限は2万1000人となるらしい。

文/スポーツブル編集部