娘がサッカーを始めたことで女子チームのコーチになったお父さんの話http://www.sakaiku.jp/series/soccerpapa/2016/011474.html千葉県松戸市のサッカーチームで、ボランティアコーチとして活動する…

娘がサッカーを始めたことで女子チームのコーチになったお父さんの話
http://www.sakaiku.jp/series/soccerpapa/2016/011474.html


千葉県松戸市のサッカーチームで、ボランティアコーチとして活動する寺島芳人さん。女子の小学生を対象に、GKコーチとして指導にあたっています。順天堂大学でGKを務めていた寺島さんは、娘さんがサッカーを始めたことがきっかけでコーチの道に進むようになり、指導歴は10年目を迎えます。お子さんの卒団とともにボランティアコーチも卒業する人も多いですが、なぜ10年にわたりつづけることができたのでしょうか? (取材・鈴木智之)


■最初は言葉の伝えかたに苦労する

寺島さんはこう言います。

「それは、女子サッカーに関わったからだと思います。よく言われるように、女子は中学生になるとクラブチーム中心で、活動の場が少ないんですね。わたしとしてはチームやトレセンで関わった子たちには、少しでも長くサッカーをつづけてほしいという願いがあります。ですので、小学生の子たちを教えながら“どうすれば、中学や高校に行ってもサッカーを続けることができるだろう”と、進路も考えながら指導しています。毎年、子どもたちは卒業して新しい子が入ってきます。その繰り返しがあるから、10年以上つづいたのだと思います」

寺島さんやチームのコーチの情熱もあり、チームを卒業する子の8割ほどが、中学生になってもサッカーを続けているそうです。なかにはJFAアカデミーやなでしこリーグの下部組織に進む子もいて、寺島さんの娘さんは東京都内の高校のサッカー部に通い、全国優勝を目指してがんばっています。

いまでこそ、女子選手の指導に慣れている寺島さんですが、最初のころは苦労したそうです。

「最初のころは、“コーチ、ひげ剃ってない”とか、身だしなみについて言われることもありました(笑)。小学生とはいえ女の子なので、細かいところに敏感です。最初のころは、言葉の使いかたや伝えかたなどは苦労しました」

男性が女性と、どのようにして円滑にコミュニケーションをとるか。これはサッカーに限らず、多くの場面で共通するテーマです。寺島さんは女性と接する際のポイントを、こう説明します。

「女性は自分の頭で理解して、納得しないと動かないんですね。こちらが、この練習はこうだからとか、この試合にはこういう意味があると説明をして理解すると、行動に移すようになります。感覚で話をしても理解してくれませんし、感情的になるとコミュニケーションがとれなくなります。ですから小学生として見るのではなく、家で奥さんと会話するときのように、ひとりの女性として接することを心がけました」


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