東京マラソンでは日本人トップとなる4位陸上男子マラソンの鈴木健吾が11日、オンラインで取材に応じた。日本記録保持者である鈴木は、6日に行われた東京マラソンで日本人トップとなる4位に入った。今回の大会については「あまり練習もできなくて、調子も…

東京マラソンでは日本人トップとなる4位

陸上男子マラソンの鈴木健吾が11日、オンラインで取材に応じた。

日本記録保持者である鈴木は、6日に行われた東京マラソンで日本人トップとなる4位に入った。今回の大会については「あまり練習もできなくて、調子もよくなかった中で自分の中で早い段階で勝負を仕掛けたかった」と調整不足だったことを明かした。

東京マラソンで優勝を果たした、世界記録保持者で昨夏の東京五輪で2連覇のエリウド・キプチョゲ(ケニア)と同じレースに臨んだことに対しては、「一緒にスタートラインに立てるのは嬉しいニュースだった。試合前も様子を確認してましたがオーラがすごく、世界の圧を感じました」と率直な思いを語った。

また、世界と戦うために必要なことを問われた鈴木は「自分の中で1日1日の積み上げをやっていく先に世界で戦える選手になっていく。自分の力を過信せず少しずつ、積み上げが大事になってくると思います」と謙虚に挑んでいくと言及。

アメリカで7月に行われるオレゴン世界選手権をはじめ、2024年のパリ五輪も見据える鈴木。これからの目標を聞かれると「世界選手権やオリンピックというのは順位がすごく大事。今回の東京マラソンでは前で勝負できなかったですが、世界選手権などに選ばれたら前でしっかりチャレンジできるような走りをしたい」と述べ、あくまで挑戦者としての気持ちを忘れずマラソン人生を送っていくことを誓った。

(文/スポーツブル・井本 佳孝)