男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は24日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク39位のT・ポール(アメリカ)を6-0,7-6 (7…

男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は24日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードのR・ナダル(スペイン)が世界ランク39位のT・ポール(アメリカ)を6-0,7-6 (7-5)のストレートで破り、2020年以来2年ぶり5度目のベスト4進出を果たした。試合後には「久しぶりにベストなプレーができたと思う」と満足感を口にした。
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この試合の第1セット、ナダルはファーストサービスが入ったときに100パーセントの確率でポイントを獲得するなど1ゲームも与えることなく圧倒し先行する。第2セットでは3度のブレークを許しゲームカウント4-5とされるも、ポールのサービング・フォー・ザ・セットでブレークに成功。タイブレークに突入すると3度のミニブレークを奪い、2時間3分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには試合後のナダルのコメントが掲載。35歳のナダルは今大会が1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で史上最多21度目の四大大会を制してから初の公式戦で、ポール戦も合わせて3試合に勝利し4強入りとなった。
「久しぶりにベストなプレーができたと思う。第1セットでは、素晴らしいプレーができた。第2セットは最初にいくつかミスがあった。その後彼のプレーがどんどん良くなっていった。このセットはブレークが多く、少しクレイジーになったね」
準決勝でナダルは第2シードのD・メドベージェフ(ロシア)と対戦する。メドベージェフは準々決勝で世界ランク103位の西岡良仁をストレートで下しての勝ち上がり。
ナダルとメドベージェフは全豪オープンの決勝でも対戦しており、そのときはフルセットの死闘の末にナダルが優勝を決めた。
「ダニール(メドベージェフ)との対戦がいかに難しいか、誰もが知っている。チャンスをつかみたいなら自分の最高のレベルでプレーしなければならない。自分のプレーをしなければならないんだ。オーストラリアでの決勝がどれだけ難しいものだったかは、誰もが知っているだろう。でも、明日はまた別の戦いになる。彼はいいプレーをしているし、自信に満ちているのは知っている。その試合をすることに興奮しているんだ」
同日には第3シードのS・チチパス(ギリシャ)や第6シードのC・ノリー(イギリス)が4強へ駒を進めた。