男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は10日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク48位のI・イヴァシカ(ベラルーシ)を6-4,6-1の…

男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は10日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク48位のI・イヴァシカ(ベラルーシ)を6-4,6-1のストレートで破り、2年連続2度目のベスト8進出を果たした。
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この試合、チチパスは9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。イヴァシカのブレークを0に抑えると、リターンゲームではストローク戦で主導権を握り合計3度のブレークに成功。1時間11分で快勝した。
昨年の同大会では準決勝でA・ルブレフ(ロシア)に屈していたチチパス。今大会は初のタイトル獲得を目指しており、準々決勝では世界ランク34位のA・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する。デ ミノーは2回戦で同49位のM・マクドナルド(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載された。
「ある種の流れに乗らないと勝てないし、そもそもそうするのは簡単なことじゃない。粘り強さと、ゾーンに入ることを意識することが高いレベルのプレーを可能にする。今日は試合の最初からチャンスがあり、あちこちでブレークポイントがあったけど、落ち着いてプレーできた。結局はそうなったんだけど、その『結局』が大事。僕はうまく対処できたよ」
「(準々決勝について)彼(デ ミノー)のゲームは激しくて、動きも良い。その動きに対応することが彼と対戦するときの挑戦だ。僕自身は、強さを保ちつつ忍耐強くプレーすることを心がけたいね」
同日には第2シードのルブレフや第3シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)、昨年の同大会準優勝者のM・フチョビッチ(ハンガリー)らが8強へ駒を進めた。