​ ​ ​ 球春到来、2月1日、いよいよ12球団がキャンプインを迎えた。各球団、様々なみどころがあった中、ド派手な入場で目を惹いたのはやはりこの人。日本ハムの新庄新監督は沖縄・国頭で行われた「BOSS組」を視察するために同球場に「三輪…


 球春到来、2月1日、いよいよ12球団がキャンプインを迎えた。各球団、様々なみどころがあった中、ド派手な入場で目を惹いたのはやはりこの人。日本ハムの新庄新監督は沖縄・国頭で行われた「BOSS組」を視察するために同球場に「三輪バイク」で乗りつけた。同バイクの価格は何と150万円。新庄監督はほかにも報道陣向けにアメや特製弁当を用意するなど、気配りを見せた。

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 一方、硬派ぶりを見せつけたのはこちらも新監督となる立浪中日だった。背番号「73」のユニホーム姿を初披露すると共に練習前にはナインに向けて訓示。その中では「へらへら笑いながらやっている選手がいたら外すよ。それぐらい緊張感を持ってやってください」とピシャリ。限られたキャンプ日数の中、大事な鍛錬の日々を緊張感を持って練習に取り組んでほしいとの意味も込めたのだろうが、思わぬ「笑顔禁止令」にはナインの間でも初日からピリピリ感が漂った。

 異例の指揮官不在となったのは昨季の日本一チーム、ヤクルト。高津監督が新型コロナの濃厚接触者となったため、指揮官不在で迎えたキャンプ初日。留守を預かるキャプテンの山田哲人内野手(29)は「選手一人一人が自覚を持ってグラウンドに立っている。監督がいないからといってだらけることはない」と目標の日本一連覇へ意気込みを語った。

 DeNAでは投打の注目株が出遅れとなった。ドラフト1位の小園健太投手(18)と大田泰示外野手(31)が、新型コロナの濃厚接触者になったため、スタートに合流できなかった。

 2人は1月31日に羽田から那覇へ移動したが、座席の近くにいたスタッフがコロナの抗原検査で陽性が判明。その後のPCR検査でも陽性が確認されたため、6日間の隔離が決まった。小園は高校生離れした力が新人合同自主トレで注目を集め、一軍キャンプスタートとなっていた。

 また大田は日本ハムからノンテンダーの通告を受け、オフにDeNA入り。今季の目標に「3割、30本」を掲げるなど、活躍が期待されていた。


 V奪回を目指す巨人ではエース・菅野智之投手(32)が初日からブルペン入り。直球、スライダー、カーブなど変化球を交え、計24球を投げ順調な調整ぶりを示した。チームでは今季も中4~5日で先発ローテーションを回す骨太プランが計画されている。エースが身をもって実践する姿勢を見せたことで若手も後に続きそうだ。

 最後は前日に矢野監督が異例の今季限りの退任発表を行った阪神。キャンプ初日となったこの日は、一軍メンバー18人中、16人がブルペンで投球練習を行った。昨季は不振に苦しんだ西勇が1番乗りでいきなり100球を投げ込めば、復活を期す藤浪も矢野監督が見守る中、渾身の投球を披露。熱気あふれる姿を見せていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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