​ ​ ​ 2021年が暮れていきます。コロナ禍の中でも人々は希望を捨てず、ニューノーマルの中で創意工夫を重ね、奮闘を重ねた1年だったと言えるでしょう。・今すぐ読みたい→開会式の裏側、「段ボールベッド」の寝心地、衝撃の料理・・・ラグビ…


 2021年が暮れていきます。コロナ禍の中でも人々は希望を捨てず、ニューノーマルの中で創意工夫を重ね、奮闘を重ねた1年だったと言えるでしょう。

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開会式の裏側、「段ボールベッド」の寝心地、衝撃の料理・・・ラグビー・藤田が五輪の裏側を語る
https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yoshikazufujita-tokyo-olympics-inside-story/


 年末のテレビ特番では夏の東京五輪を振り返る機会もしばしばです。しかし、その内容に違和感を覚える方々も多いのではないでしょうか。ゴン責めにビッタビタと、金メダルの感動を特集することはあっても、大会前には世論のほとんどを占めた「感染者激増になるなら五輪は中止すべき」という論調が、ほとんど忘れ去られているのです。

 ネットメディアで五輪担当を務めた記者は、こう振り返ります。

 「中でも、2月のいわゆる『女性蔑視発言』で森喜朗会長が辞任した影響で、橋本聖子五輪相が五輪・パラリンピック組織委員会会長に就任した影響から、丸川珠代さんが五輪相の後任を務めた人事は不可解の一言でした。森さんの『女性蔑視』のイメージを払拭するために、女性なら誰でもいいだろうと知名度の高い丸川さんが登用された形ですが、スポーツへの情熱や愛が感じられず、ただ上を見て仕事をしている感じでしたからね」

 5月11日の閣議後、感染者が急拡大する中、五輪開催の意義を問われた丸川五輪相がこう答えたことに、人々が一斉に反発したのは記憶に新しいです。

 「コロナ禍で分断された人々の間に、絆を取り戻す大きな意義がある」

 強行開催する根拠は「絆を取り戻す」という精神論…これには「意味不明」「理解不能」「お花畑」といった厳しい言葉がSNS上に並んだものでした。

 さらには大会後、新型コロナ対策のため選手や大会関係者の行動は厳しく制限される中、IOCのバッハ会長が銀座を散策する姿がSNS上で広がったことについて、擁護するこんな発言を披露。火に油を注いだのです。

 「不要不急であるかは本人が判断すべきもの」

 前述の記者は言います。

 「五輪期間中には、観光目的で選手村から外出した違反者が、参加資格を剥奪されたケースもありました。相手がバッハ会長だろうが、『銀ブラ』に政府関係者は毅然と抗議しなくてはいけない。でも相手がバッハ会長ということで、顔色を見ながらゴマカシ発言に終始した。これが五輪行政のトップの発言かと思うと、情けなくなったものですよ」

 そんな丸川さんですが、数々の荒波を乗り越えた「功績」から、党内ではさらなる出世が見込まれているとの情報もあります。

 ところで、我々は五輪を通じて本当に絆を取り戻せたのでしょうか。

 年の瀬に、もう一度問いかけてみたいものです。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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