大王製紙エリエールレディスが開幕 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが18日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)で開幕した。アマチュアの湯淺芹(兵庫・滝川二高3年)が5バーディー、2ボギーの68で回り、首位…

大王製紙エリエールレディスが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが18日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)で開幕した。アマチュアの湯淺芹(兵庫・滝川二高3年)が5バーディー、2ボギーの68で回り、首位と4打差の14位で初日を終えた。2019年には渋野日向子(サントリー)のキャディーも務めたことがある18歳。「自己PRはもちろん元気で明るく、笑顔が素敵なところです!(笑)」と会見場を笑いに包んだ。

 プロの試合に出場するのは、ステップ・アップ・ツアーを含めこれが3度目だった。「皆さん優しくて、でも緊張はして……」と恐縮する中、前半は2番でボギーを叩くも8、9番で連続バーディーを奪って挽回。後半も2つ伸ばし、堂々アンダーで回って見せた。

 会見では「自己PRはもちろん元気で明るく、笑顔が素敵なところです!(笑)」と明るく話した18歳は、2019年のミヤギテレビ杯ダンロップ女子で渋野のキャディーを務めた。当時はAIG全英女子オープンを制した渋野を目当てに、大勢のギャラリーが集まる中だった。

「(ゴルフへの思いが)めちゃくちゃ変わった。私がプロの試合に関わるのは、あの時が初めて。何もわからないまま、でも『横にいてくれるだけでいいよ』と言ってくださった。大ギャラリーの中、私は選手じゃないのにホントに楽しくて。そこでプロを目指したと言っても過言ではないです」

 今年渋野と会うのは初めて。自身のスコアを把握してくれていたと明かし「ホントに優しくて、さっきもずっとしゃべってて。『ナイスプレー!』と言われて、とても嬉しかったです」と興奮気味だった。

 4月のオーガスタナショナル女子アマで日本人として初優勝した梶谷翼は、滝川二高の同級生。自身は今年行われたプロテストは受けず、進学して大学チャンピオンを狙う。会見を終えた渋野も「私を超えていってほしいと思います(笑)」と期待をかけていた。(THE ANSWER編集部)