大王製紙エリエールレディスが開幕 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが18日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)で開幕した。柏原明日架(富士通)は7バーディー、ボギーなしの64で回り、7アンダーで原英莉花(…

大王製紙エリエールレディスが開幕

 女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスが18日、愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)で開幕した。柏原明日架(富士通)は7バーディー、ボギーなしの64で回り、7アンダーで原英莉花(日本通運)、山城奈々(Tee-up)と並び首位に立った。現在、賞金ランク54位、メルセデス・ランク61位。シード権の保持へ正念場を迎えているが「気持ちで負けちゃダメ」と強い決意を好スコアに結び付けた。

 シード権争い当落線上にいる柏原が好発進だ。会見で「ノーボギーで1日フィニッシュできてよかった」と話した通り、安定感あるプレーで自己ベストの64を記録した。「ショットに関してもフェアウェーキープをいつもよりできたし、パーオンの数も16回。2度くらいバーディーパットを外したので完璧には評価できないが、いいスタートができたと思う」と、手応えを口にした。

 現在、賞金ランク54位、メルセデス・ランク61位。2015年から保持し続けているシード権の維持へ、正念場を迎えている。シード権争いに決着がつく今大会。「心の状態がスコアに反映するスポーツ。気持ちで負けちゃダメだと、ここ数か月自分で決めてプレーしているつもり。さらにその思いが強くなった」と決意をにじませた。

 2019年に2勝して以来、優勝からは遠ざかっている。メンタル面の重要性を感じたのは、ディフェンディング大会だった10月のNOBUTA GROUP マスターズGCレディースで予選落ちした時だ。

「ランキングは当時で51位とか52位。『早く楽になりたい』という気持ちもあった。技術的なことじゃなく『ここでダメだったらもしかしたら』とちょっとよぎった。そういう弱気な隙を見せると、ゴルフってこういう結果になっちゃうんだと痛い目を見ました」

 調子は上向きつつあったが、スコアに結びつかない悪循環からようやく抜け出しつつある。「ここまで苦しめられないと成績が出ないのかなと思ったし、『最初からやっておけよ』と(笑)。いい感触はあったけど、最後まで何があるかわからない。今日は今日で評価したいけれど、明日につながるよう調整したい」と気持ちを引き締めていた。(THE ANSWER編集部)