野球の母国・アメリカが大会4回目にして、ついに頂点に立った。「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下、WBC)の決勝戦が22日(日本時間23日)に行われ、アメリカが今大会無敗だったプエルトリコを8対0で破り初優勝を…

野球の母国・アメリカが大会4回目にして、ついに頂点に立った。「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™」(以下、WBC)の決勝戦が22日(日本時間23日)に行われ、アメリカが今大会無敗だったプエルトリコを8対0で破り初優勝を飾った。

写真提供=Getty Images

初優勝を狙うアメリカは3回、キンズラー内野手の2ラン本塁打で先制すると、5回にはイエリッチ外野手とマッカチェン外野手のタイムリーで2点を追加した。

投げては先発の173cm右腕・ストローマン投手が、打たせて取る投球で凡打の山を築き、遊撃手のクロフォード内野手らも好守で応え、6回までノーヒットピッチングを続けた。

すると、7回には2死から今大会不調が続いていたアレナド内野手の安打を皮切りにクロフォードやスタントン外野手のタイムリーで、3点を追加。8回にもマッカチェンのタイムリーでダメ押しの8点目を奪った。

先発のストローマンは7回に初安打を許し降板したものの、その後はダイソン、ニシェクとMLBを代表する2投手が無失点で繋ぎ、最終回は昨年ホワイトソックスで37セーブを挙げたロバートソン投手が締めた。

過去4大会で決勝進出すらなく、今大会も苦しい試合が続いたアメリカ。それでも決勝戦で13安打を放ち、被安打3に抑える堂々の戦いで、ついに初優勝を飾り、野球の母国としての誇りを取り戻した。

文・高木遊