去る3月5日、茨城県小美玉市の茨城空港で開催された「小美玉オールドカーミーティング in 茨城空港スカイスリーフェスタ」。その特別展示車両として、2台の往年のトヨペット『クラウン』が出品されていた。これはクラウン誕生60周年の「ディスカバー…

去る3月5日、茨城県小美玉市の茨城空港で開催された「小美玉オールドカーミーティング in 茨城空港スカイスリーフェスタ」。その特別展示車両として、2台の往年のトヨペット『クラウン』が出品されていた。

これはクラウン誕生60周年の「ディスカバー クラウン スピリット プロジェクト」でレストアされた内の2台で、茨城トヨタが担当したもの。1台は「ピックアップ」で1969年式の3代目。セダンをベースに後席とトランクスペースを荷台にしている。2000ccの直列6気筒エンジンに3速マニュアルコラムシフトの組み合わせだ。残存数は少ないと思われる。

もう1台は1963年式の2代目後期型。1900ccの直列4気筒OHVエンジンを搭載した4ドアセダンだ。グレードは「デラックス」でオートマチックの「トヨグライド」が付いている。これはトヨタ独自のトルクコンバータ付き2速半自動ATが、マイナーチェンジで完全自動化されたもの。2台とも前オーナーから茨城トヨタに寄贈されたもので、長らく不動の状態だったという。当時のクラウンを知る古参の整備士らが担当しただけあって、どちらもピカピカに仕上がっていた。

これに負けないほど状態の良い一般参加のクラウンもあった。1963年式の「デラックス」は前期型で、トヨタの頭文字である「T」をモチーフとしたフロントグリルとリアガーニッシュが、後期型に比べてより「T」の字に近いデザインだとわかる。テールランプはバックアップランプと一体型となった”涙目”。搭載するトヨグライドはまだ半自動変速機だったころのものだ。内外装フルオリジナルのシングルナンバーは希少だ。

このほか、4代目ハードトップ 2600「スーパーサルーン」(1972年)や5代目4ドアピラードハードトップ「スーパーサルーン エクストラ」(1977年)、6代目セダン 2000「スーパーサルーン」(1982年)など歴代のクラウンの姿があった。

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン ピックアップ 1969年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン デラックス 1963年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン HT2600 スーパーサルーン 1972年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン HT2600 スーパーサルーン 1972年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン 4ドアピラードHTスーパーサルーン エクストラ 1977年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン 4ドアピラードHTスーパーサルーン エクストラ 1977年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン スーパーサルーン 1982年《撮影 嶽宮三郎》

クラウン スーパーサルーン 1982年《撮影 嶽宮三郎》