日本オリンピック委員会(JOC)は2021年7月6日、東京五輪に出場する日本代表選手団の結団式・壮行会をオンラインで開催した。 新型コロナウイルスの感染防止のため、ほとんどの選手はオンラインでの参加となり、会場には主将を務める陸上・山縣…

日本オリンピック委員会(JOC)は2021年7月6日、東京五輪に出場する日本代表選手団の結団式・壮行会をオンラインで開催した。

新型コロナウイルスの感染防止のため、ほとんどの選手はオンラインでの参加となり、会場には主将を務める陸上・山縣亮太、副主将の卓球・石川佳純、旗手を任されたレスリング・須崎優衣の3選手のみが登壇した。主将を担う山縣は、

「この場に立てることは、本当に多くのみなさんのご理解とサポートがあってのことだと改めて感じました。持てる力を100パーセント発揮し、100メートルの決勝進出と、4×100メートルリレーでの金メダルを目指して頑張りたいです」

また、壮行会後のオンライン取材には、5大会連続五輪に出場する重量挙げ女子49キロ級の三宅宏実と、4大会連続五輪出場となる体操の内村航平が出席。三宅は、

「コロナ禍で壮行会を開いてくださったこと、出場する選手のみなさんと同じTシャツを着て迎えられたのは嬉しかったです。(1年間の延期は)体力の低下もあり、調整することが凄く難しいと痛感しました。しかし、7月24日から試合が始まるので、そこに向けて精いっぱい全力を出し切れるように頑張りたいです」

と決意を話した。そして内村は、

「自分の仕事はかなり明確で、”鉄棒”という種目をしっかりやりきることです。選手は一人一人ができることをやって、日本に勇気や感動を届けることしかできません。自分自身のために五輪を戦い抜いて、良いプレーをしていけば、日本中に明るいニュースが届けることに繋がると思います」

今大会の日本代表選手は、前回1964年の東京大会の355人を大幅に上回り、史上最多となる582人。東京五輪は7月23日に開幕する予定となっている。