写真提供=Getty Images 史上初の2年連続トリプルスリーの偉業を成し遂げた若き大スター。メジャー級の能力を世界舞台で存分に見せ付ける。 履正社高1年夏からベンチ入りし、二塁手、遊撃手として活躍。甲子園出場は果たせなかったが、高校屈…

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 史上初の2年連続トリプルスリーの偉業を成し遂げた若き大スター。メジャー級の能力を世界舞台で存分に見せ付ける。

 履正社高1年夏からベンチ入りし、二塁手、遊撃手として活躍。甲子園出場は果たせなかったが、高校屈指の内野手として高い評価を得て2010年のドラフト会議で外れ1位で2球団競合の末にヤクルトに入団。高卒1年目に二軍で腕を磨くと、CSファイナルステージで高卒野手新人としては史上初のCSスタメン出場を果たした。

 プロ2年目の2012年に1軍で26試合、翌2013年には94試合に出場すると、プロ3年目の2014年に143試合に出場して日本人右打者のシーズン最多安打記録を更新。打率.324、29本塁打、89打点、15盗塁でブレイクを果たした。さらに2015年はチームを優勝に導くとともに、自身も打率.329、38本塁打、34盗塁でトリプルスリーを達成して100打点もマーク。史上初の本塁打王&盗塁王を同時に獲得した選手となった。

そして昨季もシーズン途中に離脱した時期があったにも関わらず、打率.304、38本塁打、102打点、30盗塁の成績で2年連続のトリプルスリーを達成した。侍ジャパンにも2014年の日米野球からメンバーに名を連ね続けている。2015年のプレミア12では、打率.308(26打数10安打)、2本塁打、1盗塁。バットを立てて構える独特の打撃フォームから驚異的なスイングスピード。WBCで自らの能力をすべて見せ付ける。