ISU公式サイトがブラウンの特集記事を掲載 フィギュアスケートのジェイソン・ブラウン(米国)は親日家として知られるが、現在は日本語の勉強を熱心にしているようだ。ISU公式サイトは日本について語るブラウンの特集記事を掲載。日本語を学ぶ理由や日…

ISU公式サイトがブラウンの特集記事を掲載

 フィギュアスケートのジェイソン・ブラウン(米国)は親日家として知られるが、現在は日本語の勉強を熱心にしているようだ。ISU公式サイトは日本について語るブラウンの特集記事を掲載。日本語を学ぶ理由や日本の魅力について語った言葉を紹介している。

 先月、大阪で開催された世界国別対抗戦に参加し、羽生結弦(ANA)との即席ダンスシーンなどがSNS上で話題となっていたブラウン。自身のツイッターなどでも度々日本語で文面につづるなど、フィギュアファンの間では親日家として知られている。

 そんなブラウンが日本を好きになったのは、15歳の時だったという。ISU公式サイトの特集では「2010年、ジェイソン・ブラウンは初めてのジュニアGPに出場するため軽井沢を訪れた。そこで、彼は極東の国に魅了された」と紹介している。

 ブラウンは「僕は(日本の)言葉、そして文化がすごく好きなんだ。日本が大好きだよ」「試合に出るために日本に行き、そこで日本が大好きになったんだ。それ以来、何とかして観客やファンのみなさんともっとつながりたいと思うようになった」などと語っているという。

 日本が好きになり、日本語の勉強を始めたきっかけは何だったのだろうか。ブラウンは「僕が訪れる国はどこも英語が通じた。そして、日本は僕がその国の言葉を話したり、コミュニケーションを取ろうとトライすることにすごく喜んでくれる最初の国だったんだ」と説明。日本語を話すことで、関わる人が喜んでくれたことを回想している。

ボキャブラリーを増やす勉強法「フラッシュカード」

 記事によると、ブラウンは最初は独学で日本語を学んでいたが、その後は大学などで勉強するようになり、平仮名とカタカナを学んだという。「大学では読みだけではなく、書くことも学んだよ。正直に話すとカタカナと平仮名はできるんだけど、漢字となると分かるのは20から30くらい」とも明かしている。

 お気に入りの勉強法は「フラッシュカード」だという。日本では「単語カード」などとも呼ばれるもののようだ。ボキャブラリーを増やすことに役立つと感じているそうで、こう語っている。

「僕はそこから文の構造や文法を学ぶのが大好きだけれど、より多くの単語を学び習得することで、少なくともコミュニケーションを始めるための組み立てができると思う。正しく話すことができなくとも、相手はこちらの言わんとしていることを理解してくれるからね」

 国別対抗戦後には、ネイサン・チェンやブレイディ・テネルら米国チーム8選手による日本語の感謝動画をSNSに公開していたブラウン。競技を続けながらも、地道に語学の勉強に励んでいるようだ。(THE ANSWER編集部)