明日の2月8日から11日まで、カザフスタンのアスタナ(ナショナルテニスセンター/室内ハード)で女子国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のアジア・オセアニアグループⅠが開催される。 アジア・オセアニアゾーンの戦いは、7ヵ国による1ヵ所集…
明日の2月8日から11日まで、カザフスタンのアスタナ(ナショナルテニスセンター/室内ハード)で女子国別対抗戦「フェドカップ(フェド杯)」のアジア・オセアニアグループⅠが開催される。
アジア・オセアニアゾーンの戦いは、7ヵ国による1ヵ所集中開催のリーグ戦&順位決定戦。7ヵ国が4ヵ国と3ヵ国の2グループ(プールAとプールB)に分かれ、グループ1位同士がワールドグループⅡのプレーオフ出場権をかけて戦う。
試合形式はシングルス2本&ダブルス1本の3ポイント制。シングルス2、シングルス1、ダブルスの順で行われる。打ち切りはない。
日本は4ヵ国のプールBに入った。8日にインド、9日にフィリピン、10日に中国と戦うことになり、11日が順位決定戦。一方のプールAは、タイ、カザフスタン、韓国の3ヵ国で争われる。
日本は土居美咲(ミキハウス)、大坂なおみ(日清食品)、穂積絵莉(橋本総業ホールディングス)、青山修子(近藤乳業)の4人のメンバーで臨む。土居と大坂がシングルスを務め、穂積/青山がダブルスという布陣が予想される。
フェド杯デビューとなる大坂
大会前日のこの日は午前と午後に分かれ、メンバー全員がそれぞれ練習を行った。選手たちの軽快な動きを見ながら、チームを率いて2年目となる土橋登志久監督は「しっかりと準備してきたし、いい練習ができている」と口にした。
外はマイナス10~20度と極寒のアスタナだが、会場は室内で暖かい。この寒暖差、そして会場内の乾燥した空気など、体調管理、コンディションづくりが連戦を戦い抜く上で大きなポイントになりそうだ。
会場内でトレーニングする穂積(左)/青山
日本の初戦の相手はインド。昨年は同じくグループリーグで対戦し、2勝1敗で勝ってはいるが、エースのアンキタ・レイナは世界ランク271位と小柄ながら力強く、油断はできないメンバーが揃う。
「昨年は初戦(ウズベキスタン戦)で負けているので、今年はいい形で入っていくことが大事だし、勝って流れをつかみたい」と土橋監督。まずは確実に初戦をとって、チームに弾みをつけたいところだ。
日本フェド杯チーム。左から青山、土居、土橋監督、穂積、大坂
試合開始は10時30分から。アジアを抜け出し、ふたたび世界への挑戦権をつかむ日本女子の戦いが始まる。
(テニスマガジン/編集部◎牧野 正)