2021年5月9日、東京六大学野球春季リーグの第5週2日目が行われ、第1試合では立大が東大に4対2で大勝した。

前日は悔しい途中交代だったが、今日は4安打を放ち存在感を見せた立大・井上

 前日は9回に入るまで2対2という辛勝となった立大だが、この日は鬱憤を晴らすかのような猛打で東大投手陣を飲み込んだ。

 2対3と1点を追う3回裏、1死走者なしから2番・井上剛(3年・佐久長聖)のセンター前安打を皮切りに5連打。さらに2死後も8番・黒岩陽介(3年・静岡)がセンター前に運んで、この回一挙5得点。以降も得点を重ねて11得点を奪った。

 投手陣も2番手以降の小幡圭輔(4年、立教池袋)、野口裕斗(2年・東海大相模)、栗尾勇摩(4年・山梨学院)が無失点で繋ぎ、東大打線を2回までの3失点のみに抑えた。

 3番手で好投した野口は母校のセンバツ甲子園優勝が「自分のモチベーションに繋がっています」と話し、4安打の井上も「昨日まではボールを見すぎていたので今日は積極的に甘い球を打つことができました」と充実の表情を浮かべた。

 これで立大は5勝1分けの勝ち点5.5となって首位浮上。溝口智成監督は次週の2位・慶大戦に向けて「(ここ数年はできていなかった)優勝を争う権利をもらうことができたので、しっかり戦いたいです」と気を引き締めた。

「後ろに栗尾さんと宮さんがいるので思いきり投げられました」と振り返った野口

■東京大vs立教大2回戦
東大 120000000=3
立大 11500121X=11
【東】●西山、柳川、奥野、大久保-松岡泰
【立】荘司、○小幡、野口、栗尾-黒岩、片山

4番の山田健太(3年・大阪桐蔭)を中心とした打線が好投手の多い慶大戦でも実力を発揮できるか楽しみだ

◎東大・井上慶秀(4年・県長野)
「(今季最終カードに向けて)各打者にヒットは出ているので自信を持って臨みたいです。有観客になるのでお客さんの前でプレーできることへの喜びも持って戦います」

母の日ということでピンクのリストバンドで臨んだ東大・井上。「いつもありがとうとLINEしようと思います」と話した



文・写真=高木遊