鹿児島市を本拠地とする6人制バレーボールのプロチーム「フラーゴラッド鹿児島」が1日、発足した。チームによると、県内唯一の6人制バレーボールのプロチームで、2023年にVリーグ参戦を目指して活動を続けるという。

 チームの前身は鹿児島市立鹿児島商業高校OBを中心に12年に結成された「Kagoshima Cherry Blossoms」。18年には、全国各地を代表するチームが戦う全日本6人制バレーボールクラブカップの男子選手権大会で優勝するなどの実績がある。

 5日、鹿児島県庁で記者会見を開いた運営会社の一般社団法人「鹿児島スポーツプロモーション」の小園康夫代表理事やフラーゴラッド鹿児島の川畑俊輔GMらによると、県内出身の大学4年生の選手らをスカウトし、トライアウト(入団テスト)も実施してチームを編成する。5月末に予定されているクラブカップ県予選がプロチームとしての初戦となる。

 チーム名「フラーゴラッド鹿児島」はイタリア語でイチゴを意味する「フラーゴラ」と、前向きな気持ちを表す鹿児島弁の「いっど」などを組み合わせた。グループ企業「EN WATER FARMS」がイチゴの観光農園経営に乗り出すことにもちなんだ。プロスポーツと地域創生、国連のSDGs(持続可能な開発目標)を融合させた活動にも取り組むという。

 小園代表理事は会見で「コロナ禍のなか、鹿児島から全国へ明るいニュースを届けられるようなチームにしたい」。川畑GMは「県出身のVリーグ登録選手は15人いる。バレーボール熱の高い県で子どもからお年寄りまでみんなが応援できるチームをめざし、地域活性化にも役立てたい」と意気込みを語った。(白石昌幸)