◆ラグビートップリーグ サントリー33―26クボタ(3日・秩父宮)

 4試合が行われ、サントリーがクボタとの全勝対決を制した。26―26の後半38分、ニュージーランド代表SOボーデン・バレット(29)が決勝トライ。開幕6連勝でレッドカンファレンス首位をキープ。ヤマハ発動機は好調のNTTドコモを下して連敗を2で止めた。トヨタ自動車は三菱重工相模原に勝利して5勝目を挙げた。

 バレットが今節はランで試合を決めた。最大19点差を追いつかれ、迎えた後半38分、サントリーは敵陣約20メートルのラインアウトから連続攻撃で右へ展開。22メートルライン付近でバレットは右外から内側へ切れ込むように走り、途中出場でSOに入った田村熈(ひかる、27)からのパスをキャッチ。「直感が重要。空いてるスペースを狙った」。スピードを落とすことなく防御2人の間をスルリと抜け、タックルをかわしインゴールに到達。中央寄りに走ってからボールをポンと地面につけた。

 同じく全勝対決だった前節(3月27日)のトヨタ自動車戦は、後半41分に“サヨナラPG”を決めた。2試合連続で終盤の重要な場面で力を発揮。しかし個人技を誇ることなく「熈がいい仕事をしてくれたから」と仲間への感謝を忘れない。「最後の10分、連係して勝てたのは良かった。お互いを信じて我慢強くプレーできている」と笑顔をみせた。

 後半に主導権を握られたが、底力を見せレッド・カンファレンス唯一の開幕6連勝。センター中村亮土主将(29)は「全勝対決にふさわしい試合ができた。課題も見つかった」と充実感を漂わせた。(大和田 佳世)