日本サッカー協会(JFA)は3月18日、オンライン上でメディアブリーフィングを開催し、3月、4月の各日本代表の活動で、日本政府が海外からの入国が可能となる特例が認められたことを明かした。

 各日本代表は3月、4月に5試合を予定している。A代表は、3月25日に韓国戦(日産スタジアム)、30日にワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦(フクダ電子アリーナ)。U-24日本代表は、アルゼンチンU-24代表戦を、26日(味の素スタジアム)、29日(ミクニワールドスタジアム北九州)に。なでしこジャパンは4月8日にパラグアイ戦が決定している。

 今回の特例措置は、JFAとスポーツ庁を中心に話し合いが進められ、対戦国の選手、スタッフ、審判員などは、JFAの責任下において厳格な防疫措置を講じる事が条件になっている。

 JFAによると、一般の人との接触を避ける、いわゆるバブルを作り、徹底した検査を実施する。日本への入国後は毎日検査を行ない、陰性が確認されればその日の活動が行なえるという。また、活動終了時にも検査を実施し、陰性が確認されれば宿舎を出ることができ、帰国、所属チームに戻る事が出来る。

 行動も厳格に管理され、試合や練習以外の外出は不可。宿舎もフロアは完全に貸し切り、部屋は個室で、一般客との動線も完全に分けられる。公共の移動手段は使用不可で、チームバスのドライバーにも毎日の検査が実施される。さらに、U-24代表戦は北九州と千葉で行なわれるため、国内移動もチャーター機となるようだ。

 これにより、日本代表の“海外組”も従来の14日間の待機期間を取らずに招集が可能となる。

 本日の発表された招集メンバーには吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード/セルビア)9人の海外組がいる。

 今回の活動で設定されたガイドラインでは、“海外組”と“国内組”とでは、ホテルのフロア、マッサージルーム、インタビュールームなどは別々になり、実際に海外組と“合流”できるのは、距離を空けて行なわれるミーティングや、練習、試合の場のみとなるようだ。

 さらに入国後3日間の検査が義務付けられ、その後に陰性が確認されれば試合出場が可能になる。しかし、吉田に関しては日本時間21日の23時にセリエAの試合が予定されており、25日の日韓戦にエントリーが可能となる22日までに入国することが極めて困難な状況。

 JFAの反町康治技術委員長も「これは懸案事項のひとつ」と語るように、日韓戦にはキャプテンの吉田を抜いたメンバーで戦うことも想定されそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部