残念ながら辞退となったものの、2017WBC日本代表にも選出された日本ハムの中島卓也。バットコントロールの高さに定評があり、ファウルを打つ技術はNPBでも屈指のものがある。2016年には759個ものファウルを打っていて、2位の倉本寿彦(DeNA)に大差をつけてランキングのトップに位置している。
 ファウルの中身はどうなっているのか。ゴロ、フライ、ライナーの3つに分類して集計すると、最も多いのがフライで62.2%。NPBの平均値でもフライが68.0%と一番高いため、これに関してはあまり特徴的な傾向ではない。ライナーは2.6%と低く見えるが、NPBの平均では0.7%程度。相対的に見て、中島はライナー性のファウルを打つ頻度の高い打者といえる。
 中島のファウルで、特徴的な傾向となっているのが飛ばす方向だ。三塁方向への割合が83.8%を占めていて、一塁側へのファウルは4.3%しかない。NPBの左打者の平均は三塁側が58.4%で、一塁側へは20.1%。ミートポイントが身体に近く、かなり引き付けてさばくバッティングスタイルが影響しているとみられる。
 一般的なケースと異なり、札幌ドームは三塁側をホームチームのベンチとしている。ファイターズベンチにとってはちょっと笑えない中島のデータ、かもしれない。

文:データスタジアム 
グラフィックデザイン:相河俊介