ウイリアムズ・レーシングは3月5日、2021年型F1マシン『FW43B』をオンラインで初公開した。

 マシンカラーは大きく変わり、昨年型はホワイトを基調にブラックとライトブルーが配されていたが、2021年型はホワイト、ブルー、ブラックにイエローがアクセントとして入ったものになった。

 約40年、創設者フランク・ウイリアムズのもとでF1活動を行ってきたチームは、2020年、アメリカの投資会社ドリルトン・キャピタルに売却された。

 新カラーリングについてチームは「アメリカを拠点とする投資会社ドリルトン・キャピタルのもとでの最初のフルシーズンに向け、過去の精神、現在の変革、将来の野心に向けた原動力を示したもの」と表現している。

「1980年代および1990年代に圧倒的優勢を誇ったウイリアムズのマシンにインスパイアされたカラーリングをまとった、ドラマティックな新しいビジュアル・アイデンティティを持って、2021年型マシンはレースで戦う。ブルーとホワイトにイエローのアクセントが組み合わされたカラーだ」

1992年のF1タイトルを獲得したウイリアムズFW14B(ナイジェル・マンセル)
1992年のF1タイトルを獲得したウイリアムズFW14B(ナイジェル・マンセル)

 ウイリアムズ・レーシングのCEOに就任したヨースト・カピートは、「ウイリアムズ・レーシングはスポーツの象徴であり、純粋な決意と気概、そして革新、情熱的で巧みなレース技術、勝ちたいという絶対的な願望により、成功という評価を築き上げてきたチームだ」と語った。

「長期間活動しているスポーツブランドは、浮き沈みを経験するものである。過去の成功は強いモチベーションにつながり得るが、現代F1ではそれが将来の成功を約束するものではない」

「したがって、我々は2021年型マシンのために新しいカラーリングを作り出した。我々の信じられないほどの歴史を認識し、ウイリアムズのDNAの中心に残る精神、原動力、モチベーションを維持しながらも、将来を見据え、グリッド最前列に戻るという長期的な野心を示すものだ」

「我々の旅はまだ始まったばかりだ。やるべきことは山ほどある。だが、正しい方向に向けた勢いを目にしていることには満足している。今シーズンもコース上でこの進歩を進めていきたい」

ウイリアムズ2021年型F1『FW43B』発表会でのウイリアムズ・レーシングのCEOヨースト・カピート
ウイリアムズ2021年型F1『FW43B』発表会でのウイリアムズ・レーシングのCEOヨースト・カピート

 カピートは「今我々は新しい時代の幕開けを迎えている」と発表会において語った。
「ドリルトンは所有権を取得して以来、すでに多額の投資を行っている。我々がパフォーマンス改善の手段を見つけ出せば、ドリルトンの完全なる支援を受けることができる」

「2021年は移行の年としてみている。目標はできる限り上位とのギャップを縮めることだ」

「しかしすでにリソースの大部分を新レギュレーションが導入される2022年に集中させている。2022年は、新時代を迎えたウイリアムズが競争力を大きく改善する最初の一歩を踏み出す機会になると、我々は考えている」

「つまり、当然2021年に全力で戦うものの、すでに2022年とそれ以降の将来に向けて基盤を築き上げていくことにすでにフォーカスしている」

2021年型ウイリアムズF1マシン『FW43B』のフロント
2021年型ウイリアムズF1マシン『FW43B』のフロント

『FW43B』の画像にスポンサーロゴが少なかったことへの懸念に対し、カピートは今後新パートナーを発表する予定であると語った。

「今年はブランドの発展とアピールに非常に力を入れている。すでに素晴らしいパートナーと契約しており、近いうちに新しいパートナーも加わる。今後正式に発表する予定だ」

「新たなオーナーのもとで進めている戦略に興味を持つパートナー候補がおり、現在交渉を行っている。現段階では詳しいことを話すことはできないが、近いうちに発表を行う」