テニスは必ずサーブから始まる。だから素晴らしいサーブを持っていることは、…

テニスは必ずサーブから始まる。だから素晴らしいサーブを持っていることは、テニスにおいて大きな強みだ。素晴らしいサーブを持つ2人のトップ選手、大坂なおみ(日本/日清食品)とロジャー・フェデラー(スイス)のモーションはよく似ている。2人のサーブの動きを学んでみよう。ウェブメディアEssentially Sportsが伝えている。【動画】フェデラーのサーブ練習のルーティン映像

大坂は23歳にして既にグランドスラムで4度の優勝を遂げているし、フェデラーは男子シングルストップタイとなる20回の優勝を果たしている。2人の目覚ましい功績に、素晴らしいサーブが大きな役割を果たしてきたことは間違いない。彼らはサービスエースも取ることができるし、相手のリターンを崩して3本目で決めることにも長けている。

そんな2人のサービスのモーションは円を描いており、それが無理な力を加えることなくラケットヘッドのスピードを生み出している。彼らのサーブでまず注目すべきは、トスを上げる時、身体の横で胸の高さまで上がったラケットを握る手が上でなく下を向き、ラケットの面は地面に平行であること。このスタイルに慣れるためには、ガット面とグリップの間にある三角形の部分にボールを置いて、それを落とさないように意識しながら腕を回す練習をするのが効果的だろう。

そこからラケットは前を通って円を描き、後ろに振り上げられる。円を描く人がもし円錐形のパーティーハットをかぶっていたら、ラケットはそのハットを払い落とすであろう軌跡を描くことになる。この時の手の動きは、アメリカンフットボールにおけるクォーターバックのボールの投げ方にも共通している。

この円を描く動きでラケットヘッドのスピードを生み出せば、あなたもフェデラーや大坂のようなサーブが打てる…かもしれない。打つ前は膝をしっかり曲げてそのバネを使うこと、打ちたい位置に上げられるようトスもしっかり練習することを忘れずに!

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのフェデラー

(Photo by Elsa/Getty Images)