メジャー在籍3年を経過したエンゼルス・大谷翔平投手(26)が今オフ、年俸調停権を取得し、15日(日本時間16日)に選手の希望額と球団提示額を提出する期限を迎える。

 1年目は規定によりメジャー最低年俸の54万5000ドル(当時約6200万円)で、3年目の昨年も70万ドル(同約7350万円)と平均年俸の7分の1だった。これまでは、球団主導の契約だったが、今年からは自らの要求を出せるため大幅昇給は間違いない。日本人選手ではエクスポズ時代の大家友和投手が、04年1月に初めて権利を取得すると、2年連続2ケタ勝利が高く評価され、前年の34万ドル(同約3600万円)から一挙に7倍の233万7500ドル(同約2億5000万円)になったことがある。

 エンゼルスは過去、主砲のM・トラウト外野手に対し、調停権利取得前に球団が先を見越し、翌年からの6年総額1億500万ドル(約110億円)の超大型契約を結んだ例もある。同様に、大谷を囲い込む意味でも、複数年の大型契約となる可能性もある。

 今年の有資格選手には大谷以外にも昨季の首位打者ソト(ナショナルズ)、2年前のMVPベリンジャー(ドジャース)ら若手スター選手がおり、注目が集まっている。

 ◆年俸調停制度 契約延長を前提に、選手側と球団側が希望の年俸額を持ち合い決定するシステム。大リーグ実働3年以上の選手に権利がある。日本のようにコミッショナーや連盟関係者が判断して選手要求額と球団提示額の折衷案の額を出すのではなく、第三者の裁定人が2月に判断し裁定。裁定前に歩み寄って1年契約や複数年契約し合意するケースが多い。