スポーツクライミング男子で東京五輪代表の原田海(21)=日新火災=が11日、大手飲料メーカー「レッドブル」の価格改定記念に行われたオンラインイベントに登場。成人の日にともない「成人祭」と題し、新成人でタレントの岡田結実らとトークショーを行った。イベント後半では、サッカー元日本代表の中田英寿氏がサプライズ登場。現役時代の秘話や緊張への対処法などのアドバイスも受けた。

 イベント終了後、取材に応じた原田は「周りの評価は気にしない」「やりたいことをずっとやってきた」など、中田氏の意見で共感することが多かったと言い、「(自分の)この考えでいいんだと、逆に自信になった。改めて『めちゃめちゃかっこいいな、この人』と思った」と話した。

 原田は昨年12月、東京五輪の代表に決定したが、ここまでの道のりは長かった。国際連盟が五輪出場基準の解釈を変更したことで、食い違いが生じ、日本協会が19年11月、CASに提訴。答えが出るまでに1年以上かかり、原田は「メンタルも限界に来ていた」と明かした。結果的に国際連盟の基準が採用され、19年世界選手権の成績から原田が五輪代表となった。「ごちゃごちゃした問題の中で決まって、僕以外の選手は五輪に出られないことになってしまった。そういう人たちのためにも中途半端な気持ちで臨んだらいけないし、そういう人たちのためにも、自分の最高のパフォーマンスを出さないといけない」とさらなる強い覚悟が芽生えたという。

 五輪本番までは残り約7か月で、「過去1番強い自分を見せられたら」と引き締めた。今年の初戦は1月30、31日に都内で行われるボルダリング・ジャパンカップの予定。