「全日本実業団対抗女子駅伝」(22日、宮城県松島町文化観光交流館前~弘ゴムアスリートパーク仙台、6区間=42・195キロ)

 駅伝ラストランとなった福士加代子(38)=ワコール=が6区(6・795キロ)を走り、これまでの20回の出場で自身最高タイの4位でゴールした。最後の駅伝を終え、「いい駅伝でした」と満面の笑みを見せた。

 6位でタスキを受け取った福士は、3キロ付近で5位に浮上。そのままペースを上げ、一時は3位まで順位を上げる、区間2位の快走を披露した。最後の直線で豊田自動織機・藪下に抜き返され4位に終わったが、チーム内には笑顔と感動の涙があふれていた。

 ゴール後には20年間苦楽をともにした永山監督とハグを交わした福士。永山監督は「彼女らしいと言うか。20年前は1区で区間2位。今日はアンカーで区間2位。駅伝の神様からのほんのちょっとのご褒美がもらえなかったのかな。でもすごいランナーだと思う」とねぎらった。

 駅伝は最後となったが、今後も現役を続行し、トラック種目で東京五輪代表入りを目指す。「抜いたら気持ちいいし、抜かれたらふざけんなよと思う。(この気持ちが)走ることへの中毒です」。ベテランランナーが新たな一歩を踏み出した。