来夏の東京五輪で金メダル獲得を目指す、スポーツクライミング女子代表の野口啓代(31)=TEAM au=が22日、都内で行われたファン交流のオンラインイベントに参加し、トップ選手の身体能力に迫る企画で背筋を測定した際に、一般成人男性の平均140キロをはるかに上回る驚異の204・5キロの数値をはじきだした。

 野口は「測定したのは数年ぶりでその時は100キロは超えていたと思う」とケロッとした表情で感想を述べたが、ともにイベントに参加した野中生萌(23)=XFLAG=が「筋肉オバケ…。強すぎる…」と絶句するほどだった。「これってふつうの女性とどれぐらい違うのかな? 生萌からよく『保持力オバケ』ってイジられます」と笑った野口。一般女性(20~30代)の平均は85キロで、その約2・4倍。野口は自身の体重52キロの4倍近くの背筋力が判明し、ボルダリングでの安定した素早くスムーズな移動と、ホールドをつかむ保持力にすぐれている強さの秘密が垣間見えた。ちなみに握力は右で42・7キロで、一般女性の平均30キロは超え、一般成人男性(平均50キロ)よりは低かった。

 コロナ禍の影響で当初予定の5月開催が延期となっていた複合ジャパンカップが、12月26、27日に愛媛・西条市で開催が決定したばかり。野口は「(複合の大会は)今年一回もやってなくて、来年に向けてもいい参考材料になります。一番いい状態で戦いたいです」と意気込んだ。

 イベントは三井不動産主催の「スポーツクライミングアカデミー」で午前と午後の2部制でオンライン開催し、計80人のファンが参加した。「コロナ禍で初めてこういうイベントに参加して、温度差や距離感を感じるかなと思いましたけど、つながってるなと思いました。今後もこういうイベントをできるだけしたいですね」と笑顔を見せた。

 プライベートでは「今までまったくしたことがなかった料理を始めました」と明かした。「食事の栄養面で何が足りないか血液検査をして、私はミネラル系が足りないと分かって。なので貝類を食べてます」と語った。