13日、オーストリアのグラーツで日本代表がパナマ代表と対戦。膠着状態が続く前半を経て、後半に入って攻守に噛み合い出した日本が、南野拓実が決めたPKの1点を守り抜き、1対0で勝利を果たした。

10月のオランダ遠征に続き、オール欧州組で臨んだ日本。スタメンはGK権田修一、最終ラインは右から植田直通、吉田麻也、板倉滉。ダブルボランチに柴崎岳と橋本拳人。右のウイングバックに室屋成、左に長友佑都。2シャドーの右に三好康児、左に久保建英。ワントップに南野拓実が入る、3-4-2-1でスタートした。

日本は開始直後から橋本のヘディングシュート、南野が最終ラインの裏へ抜け出してシュートを打つなど、立て続けにフィニッシュの場面を迎える。しかし、パナマの守備が安定してくると、攻撃の糸口をつかめない時間が続く。

3バックの日本は、最終ラインからのビルドアップで攻撃を組み立てようとするが、相手のプレッシャーを受け、パスミス、コントロールミスを誘発し、効果的な攻撃につなげることができない。

前半31分には、植田のパスを南野がフリック。久保がダイレクトで前方に送り、右から中央へ走り込んできた三好がパスを受け、左足でシュートを打つ。決定機を作ったが、審判はオフサイドの判定。流れるような連携でフィニッシュに持ち込んだ、惜しい場面だった。

後半開始から、橋本に替えて遠藤航を投入。この選手交代が、その後の流れを決定づけることになる。

後半9分には三好から南野へパスがつながり、ファーサイドに走り込んだ長友が左足ダイレクトで蹴り込むが、わずかにゴール左。この試合、最初のビッグチャンスだった。

後半14分、ついに試合が動く。遠藤、久保とボールが渡り、スルーパスに抜け出した南野がGKメヒアに倒され、PKを獲得。これを南野が落ち着いて決め、日本が先制した。

後半27分には久保、南野に替えて鎌田大地、浅野拓磨を投入。後半33分には、自陣でボールを奪った柴崎から鎌田へ渡り、鮮やかなスルーパスを前線に通す。これに反応した浅野が最終ラインを抜け出し、GKメヒアにブロックされる。このプレーでGKメヒアはレッドカードで退場。ひとり少なくなり、日本が有利になる。

日本は後半37分、室屋、柴崎に替えて、酒井宏樹、中山雄太を送り込む。選手を替えても勢いが落ちない日本は、ひとり少ないパナマを最後まで押し込み、1対0で勝利した。

試合後、森保一監督は「選手を大幅に入れ替え、システムを変更してトライした中で、合わないところもあったが、時間を追うごとに内容も良くなった。無失点で勝つことができたのは良かったが、2-0、3-0にできる場面もあったので、そこを仕込めることは次の課題」と反省を口にした。

決勝ゴールの南野は「流れの中からのチャンスはいくつもあった。それが結果的にPKでのゴールにつながった。(次のメキシコ戦は)攻撃で得た手応えを次に生かしていきたい。もっとタフなゲームになる。いい準備をしたい」と、落ち着いて振り返った。

次戦のメキシコ戦は日本時間18日(水)5:00キックオフ。試合の様子はNHK BS1にて、全国生中継される。