10月4日、東京六大学秋季リーグの第3週2日目が行われ、第2試合では前日に先発していた早大・早川隆久(4年・木更津総合)と法大・鈴木昭汰(4年・常総学院)がともに連投で登板し勝利を目指したが6対6の引き分けに終わった。

法大は、前日の1回戦で捕手として精彩を欠いた大柿が意地の勝ち越し打を放ちガッツポーズを見せるが勝利には届かず

序盤から点の取り合いとなった試合は終盤に再び大きく動いた。7回表、法大は200cmの大型左腕・今西拓弥(4年・広陵)から1死満塁のチャンスを作ると、代わった柴田迅(4年・早大学院)から途中出場の大柿廉太郎(2年・健大高崎)がレフト頭上を超える二塁打を放って2点の勝ち越しに成功した。
続く8回にも1死満塁のチャンスを作ったが、ここは前日112球で完封勝利を挙げていた早川が登板し後続2人を抑えて追加点を許さなかった。

すると早大はその裏、法大2番手の左腕・尾崎完太(1年・滋賀学園)から熊田任洋(1年・東邦)が右中間へ適時三塁打を放って1点差とすると、ここで法大ベンチは前日138球を投げた鈴木をマウンドへ。しかし代打の福本翔(3年・早実)がレフトへ値千金の同点適時打を放って試合は同点のまま9回へ。
今季の特別ルールは9回で打ち切りとなるため、是が非でも勝ち越したかった両校だが、ともにエースの意地で得点を許さずに試合終了。
引き分けで与えられる勝ち点0.5ポイントを分け合う形になった。

エースの連投について早大の小宮山悟監督は「本当は投げさせたくなかったですが背に腹は代えられない状況でしたので」、法大の青木久典監督は「9回は三浦銀二にとは思っていたのですが、その前に余裕が無くなり投入しました」とそれぞれ説明した上で、両監督ともにその力投を労った。

これで全チーム2カード4試合を行い、慶大が4勝無敗(勝ち点4)で首位。これを2勝2分(勝ち点3)の早大、2勝1敗1分(勝ち点2.5)の法大で追う形となり、開幕4連敗となっている立大と東大は巻き返しを狙って残り3カードを戦う。

ベンチでは声でチームを盛り立て、8回の打席ではバントをきっちり決めるなど今日も主将としての姿勢が顕著だった早川

■法政大vs早稲田大2回戦

法大 040000200=6
早大 202000020=6
【法】高田孝、尾崎、鈴木-渡邉、大柿
【早】徳山、西垣、今西、柴田、早川-岩本

◎早大・早川隆久(4年・木更津総合)
「負けたくなかったので攻撃的な投球ができました。カットボールなどの変化球を捨てている感じがしたので、サインに首を振ってでもストレートを力強く投げ込みました」

◎法大・鈴木昭汰(4年・常総学院)
「どうにか抑えたいと思いましたが走者を還す形になってしまい悔しいです。138球の疲れはありましたが、連投の練習は日頃からしています。今日は持ち味であるストレート変化球とのコンビネーションでいつも以上に意識して投げました」

文・写真=高木遊