◆国内男子シニアツアー ISPSハンダ・コロナに喝!シニア最終日(31日、静岡・朝霧CC)

 単独首位で出た柳沢伸祐(54)=アビバHD=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算13アンダーで優勝した。約3か月遅れの今季ツアー開幕戦で昨年8月以来となる通算3勝目を挙げた。国内男女ツアー初の有観客試合では新型コロナウイルス感染対策を徹底し、日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(64)は「36ホール無事できてよかった」と安堵の表情を見せた。

 約3か月遅れの開幕戦で柳沢が最高のスタートを切った。67で2位以下に3打差をつけて逃げ切り優勝。「今年やれる喜びとうれしさがあったので特別な3勝目」と喜びをかみ締めた。濃霧でスタートが1時間遅れた上、1番を終えた時点で一時中断。それでもクールな54歳は表情を変えず、着実にスコアを伸ばした。

 コロナ禍の自粛期間は、3年前に発症したぎっくり腰の良薬となった。「あまり練習しなかった。周りの目を気にしてランニングすら…」。毎日家飲みをして体重は5キロ増量。それでも「(腰は)全然痛くない。体調だけはよかった」と思わぬ休養が奏功した。

 今後ツアーは第3戦のマルハンカップ太平洋クラブシニア(29日開幕、静岡・太平洋C御殿場C)まで有観客で開催予定。7度目のプロテストに26歳で合格した苦労人は「トーナメントをやったことをアピールしたい」と力強かった。