ほのか連載:『ハピ・スポ・タイム』 第1回 ボルダリング編(1)ドキドキの初挑戦カット集はこちら>> タレントのほのかさんが、さまざまなスポーツにチャンレジしていく『ハッピー・スポーツ・タイム』、略して「ハピ・スポ・タイム」がスタート。栄え…

ほのか連載:『ハピ・スポ・タイム』 第1回 ボルダリング編(1)
ドキドキの初挑戦カット集はこちら>>

 タレントのほのかさんが、さまざまなスポーツにチャンレジしていく『ハッピー・スポーツ・タイム』、略して「ハピ・スポ・タイム」がスタート。栄えある第1回目は『ボルダリング』に挑戦!!



ボルダリングに初挑戦したほのかさん

 東京五輪で実施されるスポーツクライミング複合種目の1種目にもなっているボルダリングは、壁の頂きにあるゴールを目指して、手と足を使いながら登っていくというもの。

 2010年代に人気に火がつき、今ではボルダリングジム、クライミングジム数は、全国で660軒を超すまでに広がりを見せている。

 そんな身近な存在となったボルダリングに、ほのかさんは今回が人生で初挑戦。

「ずっとやってみたかったんですよ! 手と足の使い方が複雑そうだなっていうイメージです」

 そう不安を漏らしながらも、表情はワクワク感に満ちている。

 そんな彼女のために、今回はW杯ボルダリング日本代表経験があり、岩場でも高難度課題を次々と攻略する国内屈指のクライマー・村井隆一さんをコーチに迎えて、ボルダリングのイロハから教えてもらうことに。

 最初に村井コーチからボルダリングジムの使い方や、レンタルシューズの選び方、課題の見方、高いところからの降り方などの基本を教わっていく。少しの油断が大きな事故につながるスポーツなだけに、ほのかさんの表情も真剣そのもの。

 ひと通りレクチャーを終えたところで、「じゃあ、さっそく登って……」となるかと思いきや、そうはならずにストレッチを念入りにすることに。

「ボルダリングは腕の力だけで登るわけではなく、手首や肩、太ももや腰など全身を使うので、ケガ予防のためにも、登る前にはしっかり柔軟運動をしましょう」(村井コーチ)

 村井コーチの体勢を真似ながら、ストレッチしていくほのかさん。腰に手をあてて肘を前方に出すポーズの時には思わず声が出る。

「わっ! わっ! はじめてやります、このストレッチ。肩がすごく伸びますねー」

最後は座った姿勢で、太ももの裏側を伸ばすストレッチ。淡々と姿勢をつくる村井コーチと同じ姿勢になろうとするも、ほのかさんの身体はいうことを聞いてくれない。

「うぉーー!! これは新たなストレッチですね。アハハハ。すごく伸びてます」

 ストレッチの姿勢さえ取るのが大変な中でも、ついつい笑い声が出るほど楽しんでいるほのかさん。ストレッチが終わったら、いよいよ人生初のボルダリング挑戦へ!

 最初は村井コーチが手本として登る様子を見つめる。「登るのが速くて、目が追いつかない!」と驚くも、観察力の高さも披露する。

「(壁に付いている)ホールドって薄いんですね。足を乗せるのが大変そう」

 じつはこの気づき、ボルダリングが上達していくためには大事なもの。ただ、この時点ではまだ1度もボルダリングで登ったことのないほのかさんにとっては、「怖さ」の原因でしかないのだが……。

 ほのかさんが挑戦するコースは、高さ4mほどのスラブ壁に設置された8級課題。手で使えるのは決められたホールドのみで、足は壁に付いているホールドのどれを踏んでもOKというもの。

 スタートのマークである「S」のテープが貼ってるホールドを手で持ち、両足を壁のホールドに乗せたところからスタート。

「次は右手を伸ばし」「足を上げましょう」と村井コーチのアドバイスを受けながら、一手一手着実に進んでいく。

 課題の中盤で右足を高い位置にあげる時に、ほのかさんの口から思わず「怖いですね~」の言葉が飛び出す。高さへの恐怖感もあるが、どちらかと言えば、村井コーチの手本のときにホールドの薄さに「滑りそう」と思ったことが怖さの原因。

「こういう恐怖感がある人は上達しますよね。闇雲にホールドに乗ってしまう人は、どういう時に滑って、どういう場合は滑らないかをつかめないんですね。でも、ほのかさんのように怖いと感じる人は、クライミングシューズに慣れてくれば、どういう置き方をしたらシューズが滑らないかを考えるので、ある時期からグッと伸びるんですよ」

 村井コーチから見込みありとお褒めの言葉を頂いたほのかさんは、「怖いですねー」と言いながらも右足を高い位置に上げると、最後は「よいしょ!」とゴールに手を伸ばす。

 両手で「G」マークのついたゴールホールドをつかんで、人生初のボルダリングで見事な完登。「着いた!」の一言とともに満面の笑みでピースサインをばっちり決めた。

「ボルダリングは想像以上にしんどかったです。見た目以上にキツかったぁ。登るときに踏ん張りの力が必要だなって思いました。でも、このキツさがクセになりそう」

 一般的な体験モノなら、この1回でボルダリングは終了となるケースが多い。しかし、この『ハピ・スポ・タイム』が、ほのかさんが中級者を目指す過程をしっかりとレポートしていくところだ。

 次回は、ボルダリングのグレードなどについてのレクチャーを受けながら、ほのかさんが新たな課題にも挑戦する。

Profile
ほのか
1996年3月23日生まれ、神奈川県出身
「可愛すぎるビールの売り子」として芸能界デビュー
ネットを中心に話題となり、現在はバラエティ番組や
グラビアなどを中心に幅広く活躍中

佐賀里幸伸●プロデューサー produced by Sagari yukinobu
田中健一朗●ディレクター directed by Tanaka Kenichiro
山崎実、柴田徹也●ムービー撮影 movie by Yamasaki Minoru, Shibata Tetsuya
豊田 円●ヘアメイク hair&make-up by Toyoda Madoka
本多仁美●スタイリング styling by Honda Hitomi
APEXクライミングジム●撮影協力 shooting cooperation by APEX Cimbing Gym
ASICS●衣装協力