J2磐田は6月30日、株主総会と取締役会を行い、第28期(19年4月~20年3月)の決算を報告した。11期ぶりの赤字となり、純損失は2億6000万円を計上したと発表。売上高は前期比1・8%増の38億1200万円となった。

 残留争いまっただ中だった昨年6月末の株主総会後には1億円超の赤字予算を組んだことを小野勝社長が明かし、FWルキアン(28)、MF今野泰幸(37)らを獲得した。だが、チームは史上初めてJ1最下位となり、降格の屈辱を味わった。

 今期の経営計画は、新型コロナウイルスの影響によるリーグ戦延期などで不透明な部分も多く、発表はしていないが経営に与える影響を少しでも小さくするため、聖域を設けず経費及び投資の削減を行う予定。小野社長は「今季はJ1昇格がマスト。仮に昇格しても来季J1は20クラブで最低4チームがJ2に降格する。昇格が最終目標だと非常に厳しくなるので、来季J1を戦えるチームにする予算を組み込んでいる」と話した。

 一方で新取締役に磐田市副市長の高田真治氏が就任することも決まった。ジュビロ役員に磐田市役所関係者が就くことは初。小野社長は「『磐田のジュビロ』でないといけない。みんなのジュビロに変えるシンボルが高田氏」と期待した。チームは大久保で約2時間調整し、次節・岡山戦(7月5日、ヤマハ)へ備えた。