スペインの“巨星”が揺れている。バルセロナだ。

 現地時間6月27日に行なわれたラ・リーガ第32節のセルタ戦で、バルセロナは88分に同点とされて2-2と引き分けた。この結果、同節でエスパニョールに1-0と勝利したレアル・マドリーに首位の座を明け渡す格好となった。

 残り6試合での逆転優勝の可能性は多分に残されている。だが、バルサはここにきてチームの和が崩壊しつつあるというのだ。

 マドリードに拠点を置くスペイン紙『Marca』によれば、敵地でのセルタ戦後に、主力選手たちとキケ・セティエン監督をはじめとするコーチ陣が激しい口論を展開。さらに大黒柱のリオネル・メッシが試合中に指揮官の右腕であるエデル・サラビアの助言を完全に無視していたとも報じた。

 名門の内紛をすっぱ抜いた同紙が紹介した“情報源”なる人物によれば、選手たちは、試合後のロッカールームでセティエン監督の戦術的決定や交代策を非難。アルトゥールやアントワーヌ・グリエーズマンを控えに回したことへの不満をぶちまけたという。

 もちろん、選手たちの訴えにコーチ陣も猛反発。口論はかなり激しいものとなったため、「両者の信頼関係の希薄さを裏付ける出来事だ」と『Marca』は伝えている。

 また『Marca』によれば、選手たちはセティエン監督の掲げるチーム方針に納得がいっておらず、現状のままではラ・リーガ優勝を逃すと危機感を強めており、コーチ陣とは緊張状態が続いているという。

 逆転優勝に向けては、文字通りの団結が求められる状況だが、“内紛”が勃発してしまったバルサは、その絆を取り戻せるだろうか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部