令和2年夏季広島県高校野球大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が28日、広島市内であった。新型コロナウイルスの影響による、全国高校野球選手権広島大会の中止に伴う、独自の大会。参加88チームの対戦相手が決まった。(成田愛恵、三宅梨紗子)

 抽選会では感染防止のため、各チームの主将に代わり、県内6地区の理事らが代理でくじを引いた。

 7月11日に開幕する今大会には、並木学院・音戸・河内の3校の連合チームを含む90校88チームが参加する。春の県大会が中止され、シード校はない。

 この日は3回戦までの組み合わせを決めた。3回戦終了後に改めて抽選し、4回戦以降の組み合わせを決める。決勝は8月8日に呉市の鶴岡一人記念球場で午後0時半から行う予定。

 無観客試合のため、スタンドに入れるのは野球部員だけ。試合は土日のみで、予備日の8月9日までに全試合が消化できない場合、途中で大会を終了する。

 県高野連の板森匡祐理事長は「特に3年生のみなさんは、最後の舞台がなくなったまま引退する別の競技の同級生の気持ちも受け止めて、頑張ってほしい」と話した。

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 見どころの多い組み合わせとなった。

 昨夏の広島大会で優勝した広島商は、開幕の11日に英数学館と当たり、準優勝の尾道も11日に大竹と初戦を迎える。広島商は勝ち進めば、昨秋中国大会に出場した盈進と対戦する。

 今春の選抜大会出場を決めていた広島新庄は、11日に広島工大と戦う。同ブロックに如水館が控える。

 今回はノーシードの抽選となり、昨夏のシード校同士のカードも生まれた。井口と沼田は11日に、呉と広は12日に1回戦で戦う。呉と広の勝者は昨夏4強の広陵と2回戦で相まみえる。

 約3カ月の休校期間中、選手らはSNSなどで連絡を取り合い、各自走り込みや素振り、体作りに取り組んだ。技術書を読み、試合のビデオを見て研究に励んだチームも多い。

 多くの3年生には最初で最後の公式戦となる今大会。熱戦に期待したい。