雨の中での再開初戦を制して開幕2連勝――。V・ファーレン長崎は27日、4カ月ぶりの明治安田生命J2をホームでギラヴァンツ北九州と戦い、2―1でしぶとく逃げ切った。ブラジル1部リーグから今季加入したルアン選手が初出場し、初得点をあげた。

 無観客の「リモートマッチ」は前半、強い雨に見舞われた。ともに22歳の毎熊晟矢=長崎市出身=と名倉巧の両選手を先発の攻撃陣に起用。開始早々、そのルーキー毎熊選手が右サイドを駆け上がってクロス。中央でおとりを挟み、左サイドのやや深い位置から亀川諒史選手がゴール右隅に突き刺して先制した。リーグ戦中断期間にけがで出遅れたという副主将は、右拳を前に突き出してほえた。

 1―0の後半17分、ルアンと元コロンビア代表ビクトル・イバルボの両看板選手を同時に投入。3分後、この日のハイライトが訪れた。ルアン選手が中央をドリブルで40メートル独走し、イバルボ選手と絶妙なワンツーパス。あごとほおに豊かなひげを蓄えたルアン選手は試合後、「ビクトルのおかげ。練習とは逆のパターンだった」と、人懐こい笑顔でウェブ会議システムでの記者会見で話した。