◆JERAセ・リ-グ ヤクルト0―12巨人(28日・神宮)

 尊敬する先輩の教えを実践した。石川は9―0の9回2死一、二塁、藤岡の代打で登場。大量リードでも普段と変わらず集中し、1ボールからの2球目、中沢の内角球を左翼席中段に運んだ。「甘いボールをしっかりと仕留めることができました」。今季1号は会心の特大3ランとなった。

 今季の代打成績は5打数3安打で打率6割。「日頃から『代打は1球で仕留められるようにしないといけない』と亀井師匠から教えていただいているので、その一点に集中して実行できた結果だと思います」と明かした。亀井の他にも丸、坂本ら主力に積極的に質問して打撃の極意を吸収。貪欲な姿勢で常に上を目指す。

 開幕戦で阪神・岩崎から代打で逆転につながる右前安打を放ち、前日27日はヤクルトの長谷川から代打で右前適時打。この日の一発も左の中沢から豪快スイングでかっ飛ばし、左投手キラーの本領を発揮した。

 巨人は9試合で代打成績が22打数10安打、リーグトップの打率4割5分5厘と驚異的な成功率。分厚い選手層の中で「ダイナマイト慎吾」の勝負強さが光っている。(片岡 優帆)