<高校野球練習試合:金ケ崎12-1遠野緑峰>◇28日◇遠野緑峰グラウンド

金ケ崎(岩手)のエース右腕・中田絃(3年)が遠野緑峰戦に先発し、6回1失点と好投した。県代替大会(7月1日開幕)前、最後の実戦登板で結果を残し、チームも12-1の快勝で弾みを付けた。

初回、いきなり3安打を浴び先制される不安な立ち上がり。ベンチに戻って、芦口大監督(43)からリリースポイントを修正されると、見事に覚醒した。2回から4イニングをノーヒットに抑える完ぺきな投球。6回1死で安打と失策で一、二塁としたが、三振と遊ゴロでピンチを脱した。中田は「初回以降はボールのキレがよかった。スライダーと直球を軸に打たせて取れた」。本番を前に、手応えをつかんだ。

チームは7月3日に初戦(2回戦)を迎え、水沢商対専大北上の勝者と対戦する。芦口監督は「今年は、みんなで野球ができる幸せを強く感じた。勝ち負けもあるけれど、野球ができるありがたみを感じてプレーしてほしい」。監督就任1年目で迎えた異例の夏。感謝の気持ちは、グラウンドで表現する。【佐藤究】